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09月10日-03号

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  1. 総社市議会 1998-09-10
    09月10日-03号


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    平成10年 9月定例会          平成10年9月定例総社市議会会議録(第3号)             〇平成10年9月10日(木曜日)1. 開 議 平成10年9月10日 午前10時 0分2. 散 会 平成10年9月10日 午後 2時55分3. 出席または欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 浅野 智英      2番 岡川 憲生      3番 加藤 保博   4番 光畑嘉代子      5番 笠原 武士      6番 中島 俊平   7番 神崎  干      8番 小林 良山      9番 松浦 政利   10番 荒木 勝美      11番 山口 久子      12番 金池  徹   13番 多田 稔泰      14番 中村 吉男      15番 萱原  潤   16番 津神 憲章      17番 小原 修身      18番 畑  隆光   19番 丹下  茂      20番 西森 頼夫      21番 秋山 晴道   22番 高田 廣道      23番 岡本鹿三郎      24番 服部 剛司4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  宇 野    悟    同   次長  角 田  初 男   同議事係主事  松 久  茂 喜    同議事係主事  宇 野    裕5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      竹 内  洋 二    助役      岩 佐  信 夫   総務部長    陶 山  正 志    民生部長    岩 田  仁 司   保健福祉部長  山 本  史 男    経済部長    高 杉  光 延   建設部長    須 増  智 弘    水道部長    國 府  久 倶   消防長     秋 山  敬 三    教育長     秋 田  皓 二   教育次長    西 村  達 郎    総務部次長兼総務課長                               守 長  健 尚   代表監査委員  的 場  英 止6. 本日の議事日程   第1 一般質問   第2 諸議案質疑   第3 諸議案委員会付託   第4 請願・陳情上程──委員会付託7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(服部剛司君) ただいまの出席23名であります。欠席1名であります。欠席者のうち、21番秋山晴道議員より遅参の届け出がありました。 では、これより会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおり進めてまいりますので、御協力を願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(服部剛司君) では、日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 まず、3番加藤保博君の質問を許します。 3番加藤保博君。              〔3番 加藤保博君 登壇〕 ◆3番(加藤保博君) 皆さん、おはようございます。 ただいま議長より発言のお許しをいただきました。通告に基づきまして、大きく2項目に分けてお尋ねをしてまいりたいと存じます。 朝1番バッターでございます。さわやかにまいりたいと思いますので、市長の御答弁もさわやかにお願いしたい、よろしくお願いいたします。 まず、地域の活性化についてでございます。 地域の活性化というと、行政が立案し主導していくというような、行政主導型が主流かと思います。その大切な役目を果たしているのが、昨日山口議員の御質問にもあったように、公民館活動などが挙げられるかと思います。しかし、行政主導では住民を引きつける力も弱く、強制的な感じを受け、失礼でございますが、成功例も多くないように思われます。ここ数年、市内の幾つかの地域で青少年の組織、これはもちろん女性も含んでのことでありますが、こういう組織が次々と結成されています。この方たちは地域おこしの意味で、また地元に伝わる祭りを復活させたり、みずからの発想で新しい企画をしたり、子供たちにいい思い出をつくるためいろんな活動をされているわけです。町内の行事への協力はもちろんのこと、子供会、婦人会、消防団などとも力を合わせることもあろうかと思います。地域が今何を一番求めているか、それはそこの地域の方が一番よく知っているわけでありまして、その人たちが地域というものを愛し、お年寄り、子供たちも含め、地域の人を大切に思い、またコミュニケーションの欠落した現代の社会を危惧し、自然発生的に始まった組織であろうと理解しております。 さきに申しましたように、これは決して行政の主導で始まったものではないと思います。私は、この住民の方の発想による活性化こそが本物の地域の活性化につながると信じております。そして、この方たちが本当に楽しみながら活動をしている。このことが大変重要なことだと思うわけであります。本市の第3次総合計画の中にも、総社市を市民主役の文化、イベント、スポーツ活動が活発なまちと位置づけ、また市民の新しい自主的な地域活動まちおこし活動が活発に展開されてきているまち、こう明言されております。そこでお尋ねをいたします。市内に点在しているであろうこういう組織の数、活動状況をどのくらい把握しておられるのか、お聞きしたい。 また、2点目として、これも総合計画の中にありますが、「本来地域づくりは市民が主役で、行政はそれをバックアップする形が理想と言われていますが、本市は、このようなまちづくりのあり方を先取りしているまちといえ、今後一層市民が主役のまちづくりを充実、推進する必要がある」と、こういうまことにすばらしい文言で結ばれております。その充実、推進も含め、拡大、連携等に市としてどのように積極的に取り組んでおられるか。そうであるならば、その経緯をお聞かせ願いたいと思います。 次に、2項目目に移ります。総社駅周辺整備についてであります。 来年1月11日の井原線開業に向けて、本市の鉄道の表玄関であります総社駅の橋上化工事も進んでいると承知しております。駅舎改築、井原線開通は、駅周辺の再開発のはずみになるものと期待しているところであります。私は駅舎の改築と駅周辺の整備について、一市民として、また駅西地区に住んでいる者として大いに関心を持っております。御承知のように、総社駅は既に伯備線が通過しております。井原線が開通しますと、吉備線、井原線の2本の起・終点を持つ駅となり、伯備線とあわせるとこれを分岐駅というそうでございます。そういう鉄道交通の要衝の場所となるわけであります。そういう意味では、総社駅の改築は、まず必要であったかと考えております。と同時に、駅前開発を含め、駅周辺の整備が急がれるところでございます。 このことにつきましては、私は以前より数多くの疑問を抱いており、このたびいろいろとお尋ねしたいと思っておりました。過去3年ほどの、3年前ぐらいですか、会議録を読ませていただきますと、多くの先輩議員がさまざまな角度から既に質問をされており、私の疑問はほとんど言い尽くされております。そのときの答弁として、前市長は、総社駅周辺整備構想に基づいたものでありました。総社市にそういう構想がある以上、当然のことであろうかと思います。ここで私がそのことについて質問をさせていただいても、恐らく同じようなお答えになるかと思いますので、今回はその点は省きます。そこで、私は本議会で余り触れられていない駅西口に絞ってお聞きしたいと思います。 前市長は駅舎の改築をまずやりたい。その後、駅周辺の整備に取り組んでいきたいと答弁されておられますが、この井原線開通を契機として、駅周辺は大きく様相が変わってくるものと考えます。しかし、駅西口の道路状況はどうかと申しますと、車の対向もままならない状況であります。10万都市を目指し、また県南の中核都市を自負していこうとするならば、それにふさわしいまちづくりをするためにも、とりあえず駅西口につながる道路の整備が必要と考えます。そういった計画はおありでしょうか。また、もしそうであるならばその時期はいつごろになるのか、お伺いいたします。 次に、ウイングバレイ前の国道486号、それとカルピス前の常盤橋井手線と伯備線に囲まれた地区、いわゆる三角のような形をした地域でありますが、この地域とその周辺のことについてお聞きしたいと思います。 この地区は、以前より住宅も密集しておりますし、一言で整備すると申しましても住民の方の意向もあります。大変困難なことでありましょう。しかし、道路一つとってみましても、一たん路地に入りますと道幅は狭く、迷路や袋小路になっているところが至るところでございます。もちろん車の通行もままならない場所が多く、住民の利便性の悪さはもちろん、消防車、救急車等の緊急時の対応が危惧されているところであります。また、国道486号と常盤橋井手線を南北に抜けている道は、西の方へ参りましてウイングバレイの近くの方でありますが、そこは車の対向も不可能に近いような道が1本あります。それは1本しかありません。そうした中で、駅南の区画整理も長期の計画で莫大な予算を持って進行中であります。将来、この計画も隣接する中原地区へと広がっていくものであろうかと思います。そうすると、また莫大な予算も要る、時も必要である。まして昨日、丹下議員の質問時にもあったかと思いますが、現在の駅南区画だけでも6年も計画が延びる状態であります。財政難の折です。継続事業のことなども加味した場合、まだまだおくれることも予想されます。もちろん他のインフラ整備もあります。そうしますと、ここの地区はますます取り残されていくんではないかと懸念されております。そこで、この駅西地区のこと、この地域を、位置づけも含めまして、今後どういうふうにお考えをお持ちなのか、構想をお聞かせ願えればと思います。 以上、第1回の質問を終わります。(拍手) ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 3番加藤議員の御質問にお答えを申し上げます。 細部にわたってはまた担当の方から補足をさしていただきますが、私の方から、まず市内各地で青年の組織が地域のために活動されていると思うが、その活動状況等について、そのことについて、地域の活性化についてお答えを申し上げたいと思います。 住みよい地域づくりのための情報交換と地域の活性化を目的に、市内16地域のコミュニティ協議会が総社市コミュニティ連絡協議会を組織しております。各地域、協議会には、青年、老人、御婦人等、いろいろな階層の方々が加入しておられますが、本市での御指摘の青年の活動については、その数等、実体については正確には把握しておりません。各地区でそれぞれ活躍をしておられることは薄々承知はしておりますが、その数等については正確にはつかんでおらないのが実態でございます。今後、その青年活動につきまして、各コミュニティ協議会を通じて積極的に促進してまいりたいと思っております。各コミュニティ協議会において、コミュニティ活動を推進していくためには、青年の参加が不可欠であります。本市では、各地区協議会コミュニティ活動を側面的に支援し、そのことが青年等の活動促進にもつながっていくことと思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、総社駅周辺整備についてのお尋ねでございますが、総社駅周辺の道路、特に西口付近整備計画についてでございますが、総社駅橋上化は市民の願いであり、完成を間近に控え、大変喜ばしいことであるわけですが、そしてまた来年1月11日には井原線も開通し、総社駅の乗降客数も増加するものと思います。当然、駅西口を利用する者も多くなるものと考えておるわけですが、このため駅西口へ至るアクセス道の整備について、案内表示の設置、狭い場所での道路の路肩整備及び道路沿い電柱移転等、各方面へ依頼するなど努力し、必要な整備を実施してまいりたいと思いますが、整備につきましては、財政上の問題もあり、順次対応してまいりたいと思っております。 次に、駅西口より高梁川へ至る周辺地域の整備の問題や、南北道を含めた、ただいま御指摘いただいた道路の構想等でございますが、現在では御承知のように、ただいま御指摘いただきました地域は家屋が密集し、開発も相当進んでおる状況でございます。これから新しい周辺地域整備構想を計画するに当たりましては、地域の皆様の御理解と御協力を得ることが最も必要であると思われます。現在のところ構想はございませんが、大変厳しい社会経済状況の中で、今後再開発事業及び道路建設事業等の施行について、かつて検討もいたしておるようですが、種々の事情で具体化になっていないことも事実でございます。いずれにいたしましても、地元の皆様の機運と御理解と御協力が必要不可欠でありますので、御理解のほどをいただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 3番議員さんにお答えします。大変失礼しました。 青年団に関する分野でもございますので、私の方からお答えをという御指示をいただきました。 現在、私どもでは青年団協議会という組織は、今ございません。かつて、昭和30年代、40年代は活発な活動も行っていた実績もございます。その後、時代の変遷というんですか、状況等から、自然消滅というようなところでございます。時代の変遷ということを申し上げましたが、その理由としましては、経済の発展による職場での交流が多くなったというようなこと。また、車社会での交際、交流等、範囲が広がってきて、その上に市外への勤務者が非常に多くなったこと等から地域での交流が、まことに希薄になっておるというようなことが挙げられるわけでございます。このように、いろいろな要因の中で、青年が地域での活動の必要性も薄らいだんではないかと考えている次第でございます。したがって、先ほど市長の方からも御答弁申し上げましたが、公民館活動等で現在、今もやっておるわけでございますが、球技大会等を毎年行っております。これに参加する、実は若者という方々については、母体としては地区の消防団組織が主体になったりというような状況で、これはコミュニティ組織で活動しているというのが現状でございます。したがって、今後はいろいろな機会をとらえながら、コミュニティ活動公民館活動を中心に青少年教育に努力する必要があるとこのように考えておりますので、何とぞ御支援方もあわせてよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 3番加藤保博君。              〔3番 加藤保博君 登壇〕 ◆3番(加藤保博君) 今お答えをいただきました。 青年組織のことについてでありますが、これ私がお尋ねしたのは、地域のコミュニティの組織の中の団体とかということではありませんで、私の近く、常盤の中にも私が知っている範囲で三つ、四つの団体があると思います。これは、確かに民間の任意団体でございますので、介入すべき問題でもないでありましょうし、またその数等を把握されてないのも当然だと思います。しかし、昨日の笠原議員の御答弁の中にも、住民参加の市政とか、情報公開をするに当たってそういう住民参加の市政とか、そういう言葉も出てきたと思います。公民館活動のお話のときにも行政と市民が一体になるとか、そういうまちづくりをするとか、まことしやかに言われてきております。言葉とか文字だけではなく、本当の意味で将来よりよい社会、よりよい総社を創造していこうとするならば、今の地域を支えているこの年代、自分たちの地域のよさを次の青少年たちに伝えていくこの青少年の組織こそ、ある意味で大切な組織の一つだと思うわけであります。 また、こういう活動を地域の活性化として本市が位置づけるならば、行政の代行をしてくださっている部分がたくさんあると思います。任意の団体ではありますが、あるときは行政側が協力を求め地域の受け皿となっていただく。そしてまた反対に行政の方へ何らかの要望があるときは耳を傾けると、こういう良好な関係を結ぶ、このことが本当の意味での市民と一体となった行政につながることだと思うものであります。 そのためには、今後どこの地域でどのくらいの数の団体がどういう活動をしておられるか、せめてその地域の団体の名称、連絡がとれる代表者、その程度の一覧表ぐらいは用意されておいて、市内に新しく一つでもふえていくように、広い視野で支援が必要かと思うわけであります。任せておけばよい、薄々感じている、便利な面もあるからそっとしておこう、そういうことを少しでも思っておられるのなら、考え直していただきたいと思うものであります。 先ほども申しましたように、総社市の総合計画の中に堂々とうたわれております。そこを十分考慮してくださいまして、今後そういうふうに配慮をお願いしたいと思います。 念のために申し添えておきますが、あくまでも任意の自分たちで楽しみながらやられておるだろう、そういう団体でありますので、市の管轄のもとにおいて補助金云々とかというような話では決してございませんので、よろしくお願いいたします。 次に、西口付近のことについてお答えをいただきました。西口付近の道路については、一番狭いところ、約20mほどの区間の電柱が移設されるというようなことだったと思います。西地区の住民にとっては国道180号へ出る大切な生活道でもあるわけです。安全の面から見ても、少々ですが期待できます。ありがとうございました。井原線開業に間に合うように、ぜひ努力していただきたい、お願いするものであります。 駅西広場の計画もあるようです。これは委員会等でお聞きしておりますので承知しておりますが、その広場へ行く、西口へですね、行くメインの道路が整備されないと、余りその広場も、また井原線の乗降客の面からも、余り有効利用につながらないのではないかと、このように感じます。国道180号よりの道はかなり逆戻りして、また大変危険なカーブをしながら駅の方へ入ってくるわけで、カルピスの方からの道からは、人に聞かれても駅の西口へどう行けばよいか、人に聞かれても、よその地域の方に聞かれても説明するのが困難な状態であります。それは皆さん御存じだと思います。 先日調べましたところ、岡山県下に第3セクターの駅も含めまして135の駅がございます。県下で3本の鉄道が通っており、そういうような駅で、片方の乗降口付近の状況がこのような状態の駅は、私の知っている範囲ではないように思います。少なくとも県南にはないと思います。一駅ずつ回ったわけではないので定かではありません。駅の西地区の方、もちろん川西地区の方も含めてでございますが、駅を利用するに当たっては、西口が駅の正面になっていくわけであります。利便性のこと、井原線の利用率の向上のこと、それらを考慮してくださいまして、前向きに積極的に取り組んでいただきたいと思うものであります。 次に、西の地域のことで御答弁をいただきました。南北道、その他の構想もないし、区画整理の構想もない。大変財政的にも困難な状況下でありますし、それは当然だと思います。住民の方の御理解のこともあり、そのような御答弁であったと思います。しかし、行政側より何も相談もないまま不便だけを感じ、時が過ぎていきますと、その地域に住まわれている方は、その区画整理その他につき、その賛否は別といたしましても、行政は何も考えてくれていないとこう思わております。事実、そういう声も耳にします。昭和30年代以来、道路状況一つをとってみましても何も改善されておりません。強いて言えば道が次々と舗装され、いわゆるかまぼこ道路となり、かえって道幅が狭くなっているというぐらい、悪くなっている状況であります。 ところで、旧常盤橋より駅西口へ行く、いわゆる町の中の道でございますが、現在の段階ではこの道が先ほどから申し上げている駅へのメイン道路であるわけです。竹内市長も学生時代は総社駅を利用され、状況は御存じかと思われます。平日は午前7時過ぎより川西地区の学生を中心とし、駅方面へ向けての自転車が列になり、市内の高校等へ行かれる方もおられますので、これは8時過ぎまで延々続くわけでございます。 一方、反対にこれはウイングバレイへ通勤される方がほとんどであろうかと思いますが、西の方へ行く車とバイクが集中いたします。これはカルピスの前の道と国道486号が大渋滞するものでございますから、駅の東の方から、また常盤郵便局のところからと迂回して来られるわけです。時間帯は1時間ほどの間に集中しております。その上、地域内の住民の方も通勤、通学にその道を利用されるわけですから、その時間帯は狭いその道が大変なラッシュになります。過去において車両同士の事故はもちろんのこと、自転車の学生と車との人身事故、またカーブのところにおいては民家の塀への激突、これはもういつも同じ箇所で起きますので、その民家の方には大変危険な目にお遭いしていることで、大変心配されております。 先ほど申しました西口の乗降口のあたりでは、無理な対向における用水路への脱輪等、駅へのメイン道路にもかかわらず、もうそういう状況でございます。それは市長も重々御存じかと思います。私が申し上げたいのは、この西口へつながるメイン道路の整備はもちろんのこと、整備がすぐできないのならば、市民の安全性、利便性等を加味して考えていただきたい。警察とも相談していただき、その1時間だけでも結構です。東行きの一方通行にできないか。また、ウイングバレイの方とも十分相談していただいて、始業時間を時間差にするとか、そういう配慮をしていただけないか。そうすれば、総社大橋の渋滞も少しは解消されるのではないかと、そういうことを思ってみたりもしております。 話がそれているようなことになりましたが、これが駅西地区の朝のほんの一部の状況でございます。大きなまたいろいろな問題が山積している地区ではありますが、将来のまちづくりの構想ぐらいはお示しになり、住民に投げかけるぐらいの勇気、努力、それを期待するものであります。これは私の要望でありますので、答弁は結構でございます。 このように、急ぐ案件でないものはゆっくりで結構です。もう今まで数十年ずっと待って何もなかった地域のことでございますから。しかし、ゆっくりでも確実な改革、改善を市民は望んでいると思います。そこのところを十分理解をしてくださいまして、お願いいたしまして私の質問とさしていただきます。 終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 3番加藤議員の再度の御質問に対してお答えを申し上げます。 各地区で御活躍をしてくださっておる青年グループの方、青年組織の皆様方、大変お世話になっており、感謝を申し上げる次第でございます。そういった皆様方と対話あるいは行政に参加していただくということで、そういった触れ合いを持たせていただくということは、私もみずからお願いをしたいと、こういうふうな気持ちでございます。また機会があればぜひともお願いを申し上げて、対話と参加ということを大切にいたしたいと思っております。 また、駅西口の関係ですけど、川西の者も朝はしっかり利用しておるぞというふうなお話でございましたが、駅の東口に比べて西口も本当に最近は利用の方が増加しておるんではないかなと思います。そういったこともありますし、この整備については一層力を入れてまいりたいと思います。 また、地区の再開発事業あるいは幹線道路についてでございますが、これは先ほども申し上げましたように、以前市の方から話をした経過もあるようでございますけど、また皆様方と御相談をいたしながら、機運が盛り上がり、地元の御理解もいただけるというふうなことであれば考えていかなければならないとこのように認識をいたしております。細部についてはまた補足を、答弁をいたさせますので、よろしくお願いします。 ○議長(服部剛司君) 次に、7番神崎干君の質問を許します。 7番神崎干君。              〔7番 神崎 干君 登壇〕 ◆7番(神崎干君) 議長のお許しをいただきました。通告いたしておりますことにつきまして、私自身初めての一般質問をさしていただきます。 さて、私はことしの4月の選挙におきまして、市民の大勢の皆様に御支援をいただき、市議会へ送り出していただきました。したがいまして、市議会の皆さんとともに市民の立場になり、市民の利益のために力いっぱい働いていく所存でございます。よろしくお願いを申し上げます。 通告の1件目は、高梁川へ新しい橋を。2件目は、環境問題についてお尋ねいたします。 まず1つ目の高梁川に新しい橋を早急にかけてください。私は1年生ですので、今までのいきさつが詳しくはわかりません。国道486号整備事業の中の一つだと思いますが、きょうまでに橋の件はどのような経過になっているのか、当局にお尋ねいたします。 そして、竹内市長の公約の中にもありました高梁川に新しい橋をかける。市長になられまして4カ月目に入っておられますが、市長がこの4カ月間、どのような取り組みでこられたか、今後どのような取り組みでいかれるのかをお伺いいたします。 川西地区に住む市民は一日でも早い完成を望んでおります。総社大橋で朝夕の大停滞する状況をこの場におられます皆様方は御承知のことと思います。現在の図面の上で新しい橋の東側部分は伯備線のアンダー工事を含め、着々と進んでおるように見受けますが、西側の部分はいまだ何も見えておりません。川西地区から新しい橋へのアクセス道路もそろそろ計画の中に入れて、前進していただいてはどうでしょうか。その道路は下原地区約110軒、砂古地区42軒の住民の中学生の通学道路にも使えるもの、そして現在非常に危ない場所を中学校へ通学しておりますから、早急にアクセス道路を考えてやってほしい。皆様御承知のとおり、真備町より新しい県議が出られました。市長と同じく川辺橋の停滞を防ぐため新しい橋を選挙公約に入れ、初陣を飾られておりますが、その橋は同じ場所とは思いますが、いかがでしょうか。真備町そして高梁川より西の自治体との連携はどのようにされているでしょうか。当初の計画どおり、同じ場所へ早急に完成させることが総社市の発展につながるものと思います。 最後に、時期としていつごろ工事にかかり、でき上がる予定でしょうか。私は船穂、そして真備町に橋のその場所がとられるのではないかというふうな不安を持っております。 大きな2件目は、総社広域環境問題についてお尋ねいたします。 今、岡山県内では将来のごみ処理計画実施に向けて、総社広域は南西ブロックとして組織づくりを検討されているようですが、この内容についてお知らせいただきたいのがまず1点。 2点目は、この方針に沿ったことでいくとなれば、今後、総社広域としてはどのようなメリット、デメリットがあるのか、現在、新工場が完成し稼働している中で、これから先どのような関連経過となる予定かをお尋ねします。 3点目は、ごみ焼却残渣を総社市最終処分場で埋立処理をしていますが、この処分場もあと六、七年で寿命がなくなるように聞いております。処分場がいっぱいになれば新しく造成の必要が生じてきますので、この処分場建設について総社市と協議し、広域組合へ移管して取り組む考えがあるのか。それから、もし組合が実施するとなれば、県内南西ブロック実施計画とのかかわりはどのようになるのかお尋ねいたします。 非常に簡単に箇条書きで申し上げましたが、1回目の質問は以上で終わります。(拍手) ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 7番神崎議員にお答え申し上げます。 高梁川へ新しい橋をかけることについて、現在までどのような取り組みをしてきたかというふうなことでございますが、高梁川の架橋については、全部で5点にわたって御質問されましたが、それぞれ関連がありますのでまとめて答弁をさしていただきます。 御指摘になりますように、市内の交通体系というものが高梁川によって分断をされており、西部地区の発展あるいは活性化の促進及び交通停滞の解消を図るため、都市計画道路東総社中原線を西へ延ばして、商工会議所の前の22m幅員の4車線の道でございますけど、それを西へ延ばして高梁川に新たなる架橋をと、都市計画決定をいたしております。新たなる架橋はぜひとも必要であると認識をいたしております。本市の建設部門の最重点課題の一つと位置づけております。関係機関へ強く要望を重ねているところでもあります。 また、関係する市町村で組織する倉敷船穂真備総社線整備促進期成会及び国道486号整備促進岡山県期成会の両方を通じまして、この路線の、そして新しい橋の架橋を一日も早く目指したいと、今日まで機会をとらえて関係機関へ強く、たびたび要望を重ねているところでございます。 次に、西部地区からの新しい橋へのアクセス道路につきましては、県道宍粟真備線から県道上高末総社線を交差して南へ延ばす、南進する道路計画等が考えられますが、今後の事業実施に当たり、自転車道並びに歩行者の道路を含めた道路計画を検討しなければならないと考えております。御承知のように、東総社中原線を現在施行中であり、当面、目標を平成15年度、本年度を含めて5カ年で完成をいたしたいと、そのように努力をいたしておるところでございます。あわせて、架橋の取り組みも一層力を入れて推進しなければならないと考えております。 自治体の状況でございますが、倉敷船穂真備総社線の船穂町から真備町の区間が一部未決定でありますが、本年度中に都市計画決定をされると聞いております。一層、この路線の整備にもはずみがつくものと思っております。そして、私も就任後、機会あるごとにお願いをしてきたところでありますが、早期事業化へ向けての要望を期成会を通じるとともに、本市独自の要望としても、今後地元選出国会議員及び関係省庁等、関係方面へ強く働きかけてまいりたいと考えております。 架橋の時期についてはまだはっきり申し上げられる段階ではありませんので、何分の御理解を賜り、時期につきましては、明言できる状況が一日も早く来ることを望んでおるわけでございますが、議員の皆様方の御協力もぜひともお願いを申し上げたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 2点目につきましては、広域で取り組んでいこうということで、その方向へ進めつつありますが、関係部長の方から答弁をいたさせます。よろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 民生部長。              〔民生部長 岩田仁司君 登壇〕 ◎民生部長(岩田仁司君) 命によりまして、7番議員、神崎議員にお答えいたします。 まず、1点目の県の南西ブロックとしての内容はどうかとのお尋ねでございますが、県では、本年3月にごみ処理広域化計画が策定されておりますが、この計画は、ダイオキシンによる環境汚染の防止、リサイクルの推進、地球温暖化の抑制及び安心できる最終処分場の建設を目的としたもので、既存の行政ブロックの枠組みを基礎に、地理的条件及び可燃ごみ処理施設の規模が日量300トン以上となることを原則に、県内を6つのブロックに分けて複数の市町村が一体となってごみ処理に取り組むべき基本的事項を定めたものであります。 なお、本市は総社広域圏の3町村とともに、井笠地方振興局を中心とする西部ブロックに組み込まれております。この西部ブロックは、3市、総社市、笠岡市、井原市でございますが、7町2村の区域で、総社広域環境施設組合、井原地区清掃施設組合及び岡山県西部環境整備施設組合の3つの一部事務組合で、それぞれごみの共同処理を行っております。広域化計画では、吉備路クリーンセンターが平成9年度、井原地区の清掃施設組合の井原クリーンセンターが平成6年度、また岡山県西部環境整備施設組合のごみ処理施設が平成11年度竣工予定と、3施設とも比較的新しいことから、更新の時期を迎える平成25年ごろにブロック内に1カ所に集約して、24時間稼働型の新施設を建設していこうとしているもので、具体的には今後、各ブロックごとに設置する協議会で検討していくことになっております。 また、この広域化計画による場合、総社広域としてのどのような長所、短所があるかとのお尋ねですが、総社圏域としてというよりも、広域化によって焼却施設を38施設から8施設に集約することにより、施設建設の効率化が図られると同時に、24時間型の施設を建設することにより、ダイオキシン発生量を抑制できる等の長所が考えられます。 また、短所といたしましては、ブロック内のごみ処理施設を1カ所に集約することにより、中継基地を設ける必要が生じるなど、ごみ収集が非効率的になることが考えられます。 次に、一般廃棄物最終処分場についてのお尋ねですが、現在の処分場は平成5年度に行った残余量の算定及び今後の排出量等の予測から、平成11年ごろまでに供用が可能であると考えておりますが、5種分別が徹底した現在は、若干これより延命化が図られるのではなかろうかというふうに考えております。 なお、新処分場を建設するに当たり、総社広域環境施設組合に移管して取り組む考えがあるかというお尋ねですが、現在、ごみ、し尿、教育、消防といった事務を総社広域圏で取り組んでおり、限られた財源の中でより効率的な事務執行を推進していくためには、広域化を推進すべきであると認識しておりますが、いずれにしても関係各市町村が現状を認識し、その必要性等について十分協議していく必要があります。 また、県のごみ処理計画では、ブロック内の処分場もできるだけ集約していく考えのようでありますが、現在、具体的な検討を進めていくためのブロック協議会も設立されておらず、設置する数を含めて、設置場所、規模等は今後の検討課題であります。 本市といたしましては、平成9年6月の服部議員の一般質問でも、当時の市長が答弁しておりますように、本市の現状からは、平成11年度には基本計画に着手していかなければならないと考えております。 なお、ごみ処理施設にしても、最終処分場にしても、一部事務組合の枠を超えた共同処理については、地理的条件、建設及び維持管理経費の算定等の事務的作業による計画策定にとどまらず、各市町村の処理に対する考え方や、各市町村の住民感情等も考慮する必要があり、具体的な計画策定までには紆余曲折があるものと思われます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 7番神崎干君。              〔7番 神崎 干君 登壇〕
    ◆7番(神崎干君) 御答弁ありがとうございました。 県道上高末総社線から新しい橋ができた次の道路、国道486号になるんだと思いますけども、そのアクセス道路につきまして伊与部山から角満橋、新本川のあの西側の土手を下原、砂古地区の子供が通学路に使っております。私はよくその場を車で通るわけでございますが、倉敷、水島方面への通勤者が非常に多く、いつ事故が起きても不思議ではないように見受けます。先ほど市長が15年を目標にと言われましたんですが、できるだけ早くその通学道にも使える新しい道を考えてやってほしい。 それから、この場におられます皆さんはお聞きになっておられますが、橋の件でございます。先日、市長が提案説明の中で、西部地区へ大手の自動車関連の進出の動きがあると言われました。進出が決定したとするならば、その企業は中四国地区の配送センターと私は聞いております。その業種は大型セミトレーラーといいますと、後ろを引っ張って歩く大きな車です。車の長さが約25mから30mございます。総社大橋へ集中し、橋の停滞は今以上になることは目に見えております。例えば、その車での、商品車が5台ほどしか積めませんので、1,000台をプールしたとしますと、もう計算していただきゃあわかるように、かなりの台数が総社大橋へ集中するわけでございます。一日も早い開通を目指して努力していかなければなりません。 民間企業へ私は勤めております関係上、いつもトップの方から言われるわけでございますけども、目標を立てて計画を実行してまいります。例えば、アクセス道路は15年にはできるだろうと、したがいまして、あと2年ほどすれば岡山国体が17年でしたか、行われるということをお聞きしております。ですから、17年度を目標に橋をかけられたらなあということを考えるわけでございます。市政というものは民間企業とは違うということはようわかっておりますが、皆様の御協力をいただきまして、一日でも早く橋を見たいものです。 以上で、私の2回目を終わらせていただきます。 ○議長(服部剛司君) 建設部長。              〔建設部長 須増智弘君 登壇〕 ◎建設部長(須増智弘君) 神崎議員さんの再度の御質問に御答弁をさせていただきます。 新しい橋を早くかけて交通緩和をしてほしいというふうな願いは、皆さんお互いであろうと思いますが、先ほども市長が答弁いたしましたように、当面は東総社中原線を15年目標に鋭意努力するということで、私どもも一生懸命仕事をしておるわけでございまして、新しい架橋の問題につきましては、それ以降ということになると思いますし、事業主体がこれからどこがどう主体になってやるかということもまだ決まっておりません。そういう意味では、今までの期成会を通じて強力にお願いをすること。あるいはまた来年度から本市独自での要望も重ねていくということをしたいというふうに思っております。 なお、通学路の関係でお触れになりましたけれども、この関係につきましても、先ほど言いましたように、新しい道路計画等を踏まえながら、今後の事業実施に当たり、その辺の現道を含めた道路計画も検討しなければいけないなというふうに思っておるところでございます。 なお、現行のどういいますか、通学路の関係の道路のこともお触れになりましたけれども、これにつきましては、通学道路というふうなことにもなっておるようでございます。私どもも教育委員会とも協議しながら、現地を見てまた対応といいますか、検討をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 次に、4番光畑嘉代子君の質問を許します。 4番光畑嘉代子君。              〔4番 光畑嘉代子君 登壇〕 ◆4番(光畑嘉代子君) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告した2件、介護保険と総社学園について質問させていただきます。 まず、介護保険についてお尋ねいたします。 6月議会におきまして、お二人の方が質問されましたが、その後、総社市ではどこまでどのような実務が進んでいるのか、お伺いいたします。7月末に厚生省が招集して、全国介護保険担当課長会議が開かれました。2000年4月にスタートすべく準備を、各市町村でしているところです。この総社市では担当の方も2名増員され、調査活動も終わったことと思います。その状況についてお伺いします。また、ほかにどのような準備をされているのかについてもお尋ねいたします。 そして、特別給付についてお伺いいたします。 法の第62条では、条例で定めるところにより、市町村は特別給付を行うことができるとあります。この総社市ではどうするのか、お考えをお尋ねいたします。これにも問題があります。市町村の特別給付の財源は1号被保険者、つまり65歳以上の保険料ということになっております。そのうち30%の方は年金が3万円以下の方です。滞納もあるでしょう。また保険料減免の対象でもあります。その範囲で賄う特別給付ですから、要介護者の要求を満たすようにすれば保険料はすぐに上がってしまいます。この矛盾をどのように解決するのでしょうか。そもそもこの特別給付を総社市でするのかしないのか、市長の方針を明確にお示しください。 3つ目には、この特別給付は、要介護の認定を受けた人のみが対象者ですから、介護給付から外された多数の市民の介護サービスをどうするのかが大きな問題と考えます。現在、この総社市独自で行っている保健福祉事業はどのようになるのでしょうか。介護保険施行とともにサービス量が縮小されるのではないかと不安にも思っております。介護保険から除外された、しかしどうしても生活が大変だという方に対しては、どうにかしなければならないと思いますが、いかがでしょうか。これも市長のお考えをお聞かせください。 4つ目には、現在、ホームヘルパー派遣は社協の委託事業となっております。介護保険施行とともにどのようになるのでしょうか。恐らく民間業者がこの事業にかかわってくるであろうと予測されます。介護サービスを福祉的要素を持って実施していこうとするならば、公的存在が必要と考えますが、いかがでしょうか。そして、社協の現状のサービスはどのように変更するようになるのか、お伺いします。また、その分野で働いておられる職員さんはどうなるのかも心配もしております。 そのほか、社協がしていた事業などがどのように変わっていくのかも気がかりです。福祉機器の貸し出し、また住宅改造などの資金援助など、今まで随分と喜ばれた方も多いと思いますが、これらはどのようになるのでしょうか、お伺いいたします。 5つ目には、介護保険と医療のかかわりです。要介護の認定を受けるためには、かかりつけのお医者さんの意見書が必要とされております。このかかりつけ医を持たない市民の場合はどうなるのでしょうか。指定医などの制度を検討されているのでしょうか。 また、複数のかかりつけ医を持っておられる場合にはどのようになるのでしょうか。多くのお年寄りの方はリハビリに励んでおられます。急性期を専門の病院、回復期は福祉施設で、また維持期がデイサービスの担当とされております。デイサービスを利用されている方は送迎していただいています。この送迎は市や施設の持ち出しとなっております。今後、この送迎についてはどのようになるのでしょうか。介護保険の施行に伴う医療の問題は、保険者である市が医療機関とも協議して、問題点を国に向けて声を上げていくべきではないでしょうか。介護保険施行後は国保の医療費や老人保健拠出金などが削減されます。人口10万人の自治体では6億円前後に上るという報告もあります。総社市でもこれを例にとるならば3億幾らかのお金です。このすべてが介護保険に肩がわりさせられるとは限りませんが、認定結果により在宅に回される方が多くなるでしょう。いずれにしても、国保の医療費が削減されるのは目に見えています。これを市独自のサービスの財源として検討することも必要ではないかと考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 6つ目には、介護保険制度の仕組みとサービスの利用方法についてお伺いいたします。 このパンフレット、「介護制度が始まります」を見られた方はたくさんいらっしゃることでしょう。介護保険制度ができると聞いたとき、ああこれで老後は安心だと思った方も多いことと思います。しかし、マスコミを通じて、また説明を受ける中で、保険あって介護なしと気づかれる方もいらっしゃるでしょう。国は介護保険制度をつくりました。県は県内の市町村がまんべんなくできるように指導します。そして、市町村が保険者です。被保険者である住民は保険料を支払います。平均2,500円、ただしこれは平成7年度価格と書いています。平成12年度価格は公表されていません。新聞報道などによると、高知県では3,800円から4,200円になるであろうと言われております。この総社市ではどうなのでしょうか、お伺いいたします。 高齢化率が17%以上だとやっていけないとも言われています。第2被保険者は40歳からとなっていますが、赤字になれば40歳以下にも広がっていくのではないかと心配もしております。なぜならば、介護費用は国民から調達するというのが国の考えだからです。 要介護認定とサービスの利用方法です。健康保険証のように介護保険証を持っていってもサービスを受けることはできません。困ったときは、まず本人や家族などが申請します。市町村では訪問活動をします。たくさんの方から申請があるかもしれません。多くの時間と人手が必要となってくるでしょう。そこで、この総社市ではそのようなことはないと思いますが、窓口でふるい分けして、できるだけ辞退させられるのではないかとも心配しております。大変な作業かもしれませんが、きちんと対応していただけるように、よろしくお願いいたします。 その後、もう一度コンピューターのデータでふるいにかけられます。そして、やっと認定されるわけです。どのようなサービスが受けられるというのではなくて、費用で示されます。そして、1割負担として6,000円から2万9,000円を必要とされます。6,000円から2万9,000円、お金が払えないから少しサービスを減してほしいという場合があるかもしれません。そんなとき、市の独自事業として対応できるのでしょうか、これも気になる点です。 申請して認定まで約30日、待てない人は先にサービスを受けることができますが、認定されるまでは全額立てかえなければなりません。年金生活者にとっては本当に大変です。保険者である自治体が問題点を整理して、国に対して見直しを求めていかなければならないと考えますが、いかがお考えになられますか、これについてもお伺いいたします。 あわせて、健康保険証のように、介護保険証を持っていけば何とかなると思っている方もいらっしゃるかもしれません。2000年スタート時にあわてなくて済むように、もっともっと市民の皆さんにお知らせする必要があると考えますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお伺いいたします。 次に、総社学園の建てかえについてお伺いいたします。 総社学園は昭和44年4月1日に開園されました。総社東小学校と東中学校の派遣学級を併設しており、福祉施設と学校とが併用して運営されております。 現状の学園の役割りには、1に早期発見、早期療育の場として地域の障害のある乳幼児を受け入れ、障害を軽減して地域の保育園、幼稚園、学校へ。2番目に、より専門的で継続的な療育の必要な児童を受け入れる場。3つ目には、地域の保育園、幼稚園、学校等へなじまない障害児の受け入れの場となっております。現在通園している30名は、総社、真備、山手、岡山、倉敷から、通園バスや自動車、徒歩で通園しています。2歳から16歳までの子供さんです。 障害度別では、軽度が6人、中度が13人、重度が11人となっています。地域の学校へ通学できる子供もいれば、困難な子供もいます。希望によってどちらを選ぶのかが選択ができないというのではいけないのではないでしょうか。重度の子供は行き場がなくなるというようなことは避けるべきです。岡山や早島まで行かなければならなくなるからです。6月議会で岡本議員への答弁で、前向きに検討するとおっしゃられました。私も以上の理由から、今までどおりの総社学園建設を求めます。 2番目に、次にこの総社学園を卒業しての進路についてどのようにお考えになっているかをお伺いいたします。 今の現状では、高等部に行く子供が福祉作業所に通所している現状です。この作業所をもっと充実させなければならないのではないでしょうか。そして、授産施設なども考慮に入れて、一つの学園ゾーンといいますか、福祉ゾーンをつくっていく必要があるのではないでしょうか。そうでなければ、学園で心豊かに育ってきた子供たちが、卒業後、家の中に閉じ込もってしまうのではないでしょうか。何らかの障害を持って生を受けた子供たち、保護者、専門医、地域での支援が一つになってこそ明るい福祉のまちづくりができるのではないでしょうか。市民にとって優しい、温かい福祉のまちづくりを目指していらっしゃる市長のお考えをぜひお聞かせください。 当面、総社学園建設は作業所併設など、将来構想を持って進めるべきと考えます。 以上、大きく介護保険と総社学園の二つについてお尋ねいたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(服部剛司君) 4番光畑議員さん、質問中でございますが、この際、しばらく休憩いたします。約10分。              休憩 午前11時10分              再開 午前11時20分 ○議長(服部剛司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 4番光畑議員にお答えを申し上げます。 介護保険についてでございますが、新しい制度でございますので、その実施に当たってはいろいろな問題が出てまいろうかと思います。しかし、そういった中にあって完全無欠とはなかなかいかない面もあるかと思いますけど、基本的には福祉の後退は避けたい、このように思っております。実務につきましては、担当部長の方から答弁をいたさせます。 次に、総社学園の建てかえについてでございます。総社学園の移転改築につきましては、過去再三にわたり御質問もいただき、また答弁をいたしているところでございます。御承知のとおり、精神薄弱児通園施設である総社学園は、児童福祉施設としての機能と、総社東小学校、総社東中学校の派遣特殊学級を併設した施設となっていることは御承知のとおりでございます。厚生省、文部省の両省にかかわる施設となっておりますので、改築を機にこの解決をするように、国・県の指導もあります。今までの経緯もあり、慎重に検討をしているところであり、一定の方針が出ましたならば、議会の皆様方へも御相談をさしていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、総社学園卒園後の受け入れ先についてというお尋ねでございますけど、精神薄弱者授産施設、また精神薄弱者更生施設あるいは福祉作業所などが考えられるわけであります。このうち、本市には精神薄弱者更生施設と福祉作業所がありますが、受け入れ先と考えられるいずれの施設につきましても、待機者は現在のところないということを聞いております。 なお、念のため、福祉作業所は定員20人に対して現在17人が通所いたしております。このため、本年度に策定を予定しておる障害者計画に伴うアンケート調査結果も、検討資料として対応してまいりたいと考えております。 なお、念のために、第3次総社市総合計画の中に、この関係について30ページに書いてあろうかと思いますので、ちょっと読まさせていただきます。 基本施策の3番目として、「たがいを思いやる人にやさしい健康福祉のまちづくり」というところに書いてあることでございますけど、「弱者にやさしい公共施設整備等、総合的な福祉の推進体制の確立に努めます。そして、将来的にその活動拠点となる総合的福祉施設を整備します」、このように書いてございますので、この趣旨にのっとって施設の整備を行うべきだとこのように考えておるところでございます。何分の御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 山本史男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山本史男君) 命によりまして、4番光畑議員の介護保険にかかわります御質問に対する御答弁をさしていただきたいと思います。 まず、第1点目の現在の実務はどうしているのかということでございますが、このことにつきましても、6月の議会でも御答弁を申し上げておりますが、市町村といたしましての大きな事務としては、国が示しております基本指針に則しまして、要介護者等の人数やサービスの利用意向などを勘案いたしまして、市町村の介護保険事業計画を策定することになっております。 また、地域における高齢者の全般的な、市内でございますけれども、全般的なサービスの供給体制の確保を図るために、平成6年に策定をいたしました老人保健福祉計画が、この11年度で目標年次が到来をいたします。したがいまして、これの見直しをする必要がございます。現在、この2つの計画の策定や見直しを行うために、8月の暑いときに民生委員の方々に御無理をお願いいたしまして御協力をちょうだいし、65歳以上の高齢者を対象といたしました高齢者の一般調査を行いました。 また、その結果を踏まえまして、支援が必要ではないかと思われる方を抽出いたしまして、いわゆる要援護が必要ではないかなという方でございますが、その方を抽出をいたしまして、要援護高齢者需要調査を市の職員、保健婦や看護婦、それから保健婦の資格等を持っていらっしゃいます、一般の在宅でいらっしゃる方に調査員をお願いをいたしまして、今この調査を実施をいたしておるところでございます。これらの調査が終了いたしました段階でこれを集計、分析をいたしまして、平成11年度中には介護保険の事業計画の策定と、新しい老人保健福祉計画を策定することといたしております。この計画の策定に当たりましては、市民各層の御意見もお聞きするという必要がございますので、総社市介護保険事業計画等策定委員会を設置をいたしまして、先般、7月30日に第1回の委員会を開催をいたしまして、国から示されました基本方針や、あるいは本市の現状等も説明をいたしまして、貴重な御意見もちょうだいをしたところでございます。 また、庁内の介護保険事務の執行体制を確立するために職員の増員もしていただいたんでございますけれども、関係の部課長等によります総社市介護保険実施対策会議を設置をいたしまして、いろいろの調査研究、相互の意見交換もしておるところでございますが、今後もこの会議を定期的に開きまして、いろいろの立場からの事務処理についての意見を出し合いまして、不備のないような形に持っていきたいとこのように思っておるところでございます。 なお、御承知のように、計画の中には介護給付サービスの種類ごとの量の見込みとか、あるいは種類ごとの量の確保の方策等々を加えることになっておりますので、そのようなことも御承知であろうと思いますけれども、御理解をいただきたいと思いますし、もう一点、大きなことといたしましては、市民の方々にどのようにこの介護保険の制度を周知するかということも大きな問題であろうとこのように思っております。何回となく繰り返して周知を図っていこうとこのように思っております。 それから、2点の特別給付を行うことに総社市はどのような考え方をしておるか。また、介護給付から除外された市民へどのようなことをするかということでございますが、これにつきましては、介護保険法の施行のもとで介護サービスに該当しない場合の市の特別給付ということにつきましては、現在の福祉サービスの需給者が要介護認定されなかった。その対象にならなかった場合、あるいは介護認定の要否にかかわりませず介護保険の給付の種類だけが不足すると、該当しないようなことが出た場合ということが考えられます。現在のサービスの需給者が、法施行後どの程度要介護認定されるかにつきましては、昨年のモデル事業、また本年度にモデル事業を実施いたすことによりまして幾らか推測できるわけでございますけれども、現行の福祉制度も含めまして、特別給付事業の種類や実施方法のほか、介護保険制度に関連いたしまして、今度介護保険の特別会計を設けまして、その特別会計の中で単市の事業で取り入れるか、あるいは一般のいわゆる一般会計で福祉施策として取り組むかなど、これから早く検討しなければならない問題であろうとこのように思っておるところでございます。 なお、現在まだ国から具体的に介護保険でのサービスの内容が細かく示されておりませんので、いま少し明確なことが言えない面もございます。早急な方針の決定を期待しておるところでございますし、国・県に対してそのようなことも要望していこうと思っておるところでございます。 それから、4点目の現在のホームヘルパーの関係でございますが、従来からホームヘルプサービス事業につきましては、国・県の補助金を受けて総社市が社会福祉協議会に委託をいたして、実施しておるところでございます。介護保険導入以降は在宅福祉サービスの提供を行うためには、基本的には国から、国が定めます人員や設備基準を満たします指定居宅サービス事業者として、この場合県知事の指定を受ける必要がございます、御承知のとおりでございますが、介護保険制度ではいわゆるホームサービス事業も要介護認定を受けた個人とサービス事業者の契約によりまして、どこを選択するかは本人の考えによるところでございます。総社市の社会福祉協議会も指定の居宅介護サービス事業者としてサービスを提供するという基本的な考え方は持っておるところでございます。したがいまして、介護保険制度に移行しますと、民間との競い合いということにもなるわけでございます。ヘルパーにつきましても10月から毎日型、いわゆる365日型を取り組むということで、ヘルパーの職員も頑張ってくれておりますが、そのような方向で市としても支援をしていこうと考えておるところでございます。 また、要介護認定によりサービス量が以前より低下したり、あるいは認定されなかった人についてサービスの提供にも、当然低下にも努めなければならないと、これはもう当然のことでございますが、限られた財源ということもございますけれども、できるだけの対応をしていきたいとこのように思っておるところでございます。 5点目の介護保険と医療のかかわりについてでございますが、介護保険制度は、基本的にはこれまでの老人福祉法によりますサービスと、老人保健法によりますサービス、二つを一体化を目指しておることは御承知のとおりでございますが、居宅サービスにおきましては、従来の医療サービスとして提供される訪問看護、訪問リハビリテーション、それから通所リハビリテーション、短期入所療養施設、居宅療養管理指導等が介護保険に取り込まれるところでございますし、また施設サービスにおきましても、老人保健施設、具体的には泉のような施設でございますが、老人保健施設、療養型の病床群介護力強化病院等が介護保険に取り込まれることになっておるところでございます。 なお、御質問の中でお触れになられましたかかりつけ医のない人、このような方はどうするかということでございますが、この方々に対しましては、公立病院がありますれば、まず市内の公立病院ということが、順序とすれば最初になろうかと思いますけれども、総社の場合はございませんので、本人の、申請者の御意向を聞きながら、市と協議して決めるというようなことになろうかと思います。 それから、介護保険制度の仕組みとサービスの利用方法はどうかということでございますが、介護保険制度は、従来から行ってまいりました措置方式のようにサービスの必要度や所得の審査に基づきまして、それぞれの市町村がサービスを決定するという方式はなくなりました。新しい制度では、いわゆる社会保険方式を導入することになりまして、サービスを受けようとする方が一定の負担をすることによりまして、サービス事業者などを選択することができまして、希望する福祉サービスを利用することができるような仕組みになっておることは、御承知のとおりでございます。したがいまして、福祉サービスを利用しようとする場合、市に対し、要介護認定を申請し、市はそれを審査の上、介護の必要度を判定するわけでございます。その判定の結果に応じまして、申請者は居宅介護支援事業者、ケアマネージャーという方でございますが、その方に介護サービスの利用計画を策定をしてもらいまして、それに基づいてサービス提供事業者が行う福祉サービスを利用することになるわけでございます。御心配をいただいております窓口でふるい分けをしてしまうんではないかと、そのようなことにつきましては、よほどのことのない限り、そのようなことはしないという考え方で、住民の立場に立ちまして対応していこうと思っておるところでございます。 大変失礼をいたしておるようでございますが、ホームヘルプ事業の中で、低下にならないように努めるということでございますので、低下に努めるということを申し上げましたが、ちょっと言葉が反対になりますので、低下しないようにということでございますので、訂正をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 4番光畑嘉代子君。              〔4番 光畑嘉代子君 登壇〕 ◆4番(光畑嘉代子君) それぞれに御答弁いただきましてどうもありがとうございました。 今、保健福祉部長の窓口でふるいにかけることはないというのを聞いて一番にほっとした思いもしました。ただ、私がお願いをしたことに対してお答えをいただいてないようなものもあるように感じておりますので、再度質問させていただきたいと思います。 先ほどのホームヘルパーの派遣が社協の委託事業というふうに言われました。この中で、今現在行われている社協のサービスというのか、事業なんですけれど、例えば福祉機器の貸し出し、また住宅を改造するときなど、資金援助など、随分と市民の皆さんも喜ばれた方もいらっしゃると思うんですけれども、これらが今後どういうふうになるのかということを、もう少しきちんとお答えをいただきたいと思います。 それから、デイサービスの送迎については、市が、市とか、それから施設の持ち出しとなっているんですけれど、今後これが介護保険が施行された後はどういうふうになるのかについてお答えをいただきたいと思います。 それと、先ほどの質問の中に、国保の医療費が、多分その医療費との関係で市の方の負担というのも随分削減されるのではないかと考えられますけれども、この浮いたお金というものを介護保険の方の事業に使っていただけるようになるのかどうかについても、お答えいただけなかったように思っていますけれども、それについてもよろしくお願いいたします。 それと、これはまだ国がきちんと説明してないんで、まだよくわからないというのはごもっともな御答弁だと思うんですけれども、例えば、今2,500円というのは本当にもう平均価格です。それも平成7年度の価格です。これが2,500円だということがもう市民の中でまかり通っているような金額でもあります。これが総社市において今の試算では一体どのくらいになるのであろうか、もしお答えいただけるのであればよろしくお願いいたします。この2,500円というのは平均であって、前の6月議会のときにもいろいろな段階、所得によって、いろんな段階があるんだというお答えをいただいたんですけれども、それからまた日にちも少したっております。今現在どのような試算になっているのか、お答えいただけるようであればよろしくお願いいたします。 この介護保険というのは、費用というものは国民から調達ということであれば、多分この40歳から64歳、第2被保険者ですけれども、これ以下の年齢に広がっていく可能性は随分と高いんじゃないかと思っておりますけれども、それについてももしお答えいただけるようであればよろしくお願いいたします。 それと、先ほど申請してから認定までが約30日ほどかかるように聞いております。この待てないときには先にサービスを受けることができるんですけれども、その認定がおりるまでというのは全額を立てかえて払わなければなりません。例えば、医療だと高額医療費というようなことがありますけれども、この介護保険に関して何かいい方法があるのかないのかも、お尋ねしてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それと、総社学園の建てかえの方のことなんですけれども、もう少し進んだお答えがいただけるように期待していたんですけれども、もう少しちょっと質問をさせていただきたいと思います。 この総社学園の建てかえ用地に関しては、多分私も議会にここ出てそんなに日がたってませんので、よくわからないんですけれども、今現在どこか用地の、ここにつくっていくんだという案もあるかとお聞きしているようにもあります。ただ、総社学園の用地取得と同時進行として、例えば総社の福祉作業所の建設、また授産施設の建設などの計画も早急に進めていただいて、これもあわせて用地を取得するという方法はとれないかどうかということもお尋ねしてみたいと思います。 また、今の総社学園でも相談活動もされております。8月の初めに厚生委員会で子育て支援センターの進んでるところを視察してきました。本当に明るい建物の中の一室で相談コーナーもありました。悩みを抱えたお母さんたちが一歩足を踏み出すということは、本当に勇気がいります。受け入れ体制の充実は本当に必要のように考えます。温かくて、また相談に行きやすい場所だとほっとします。国や県の財政難はよく承知しておりますが、また補助金カットもあるでしょう。しかし、必要なものは必要です。ぜひ前向きに検討していただきますよう重ねてお願いいたします。 先ほど、市長の御答弁の中で、総合的福祉施設を整備する計画というふうなこともおっしゃられました。この総社学園、また授産施設などをあわせて福祉ゾーンとして、総合施設として整備していただくならば、今から用地の取得ということも考えていかなければならないと思いますが、そのことに対してもお答えをいただきたいと思います。重ねてですが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 4番光畑議員さんの再度の御質問でございますけど、介護保険については担当部長の方が答弁をいたします。 後段の総社学園について、この件については私も就任以来、ずうっと考えつづけておる課題の一つでございます。いろいろ研究をいたしてまいりました。また、関係者の声も聞かしていただきました。そうして、実のところ来年度で移転新築を手がけてやりたいということで、県、国、それぞれ平成11年度の事業として総社学園の移転改築をぜひ補助金をお願いしたいということで、先月県庁の方へも振興局を含めてお願いに上がりました。もちろん厚生省の方へもお願いに上がりましたが、これを、方向を考えてくれというふうなお答えでございました。私立の保育園とあわせて要望したわけでございますけど、保育園の方は認められるけど、総社学園の方はちょっと難しいというふうに難色を示されました。このことが現在までの状況。 それと並びに、私は措置等をされておる児童、子供たちの、特に学齢期の子供について、いかに市の行政として取り組むのが一番、この子供さん方の将来を考えたときに一番いい方法だろうかと、そのことで随分とあちこちの方からもアドバイスもいただき、また相談もいたしたわけでございますけど、教育委員会としても、また保健福祉部としても、それぞれに真剣に合同でも討議をいたしております。内部での討議も何回となく続けてやっておりますが、一番子供たちにとっていい方法を選択しよう。なおかつ、現在の我が国の法体系のもとでできる措置をしなくてはならないということで、方法がある程度限られてくるわけでございます。 しかし、基本的には子供たちの将来を考えた場合、地域のそれぞれの小学校、中学校で学ぶのが一番いんではないかというふうな教育関係の方の御意見もいただいており、また私自身いろいろと研究を続けた結果、そういう子供さん方が生涯お暮らしになるのはそれぞれの地域ではないかと。そうすると、それぞれの地域で健常者の皆さん方とともに学び、また友人関係もそこでできればこの上ないということでありますし、その子にとっても大きな財産でありますし、また健常者もそれぞれの小学校、中学校において障害のある子供さん方、弱い立場の子供さん方に対する愛情、接し方を学ぶでありましょうし、双方にとって一番いい方法とは、こういった方向ではないかというふうな、いろいろな方面からのアドバイスもいただきました。そういった中で、今一定の方向を見つけ、見出しつつありますが、いずれ議会の皆さん方と御相談の上、方向を定めてまいりたいと思っております。一番大切なことは、措置をされる対象の児童の方々のことを本当に考えていくべきではないかと。ノーマライゼーションという言葉が言われておりますが、そういったことで真剣に取り組んでまいりたい。また、そのことに対して財政的な措置は十分考えていきたい、このように考えておるところでございます。何分にも御理解賜りますようにお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 山本史男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山本史男君) 光畑議員の介護保険に対する再度の質問にお答えをいたしたいと思います。 まず、お尋ねになりました順序で申し上げますが、まず福祉機器等、社協で貸し付けているものについてはということでございますが、できるだけ従来のあり方で行きたいという社協は考え方を持っておるわけでございます。しかし、介護保険に取り入れられるものにつきましては、それは取り入れていただくということでございます。 それから、障害者や高齢者の居宅の改造の給付の制度でございますが、これらにつきましては県の制度がいま一つはっきりいたしません。平成10年度につきましても、平成9年度から比較いたしますとかなり配分が落ちておるような実態でございまして、これがどうなるのかなということで私どもも心配はしておるところでございますが、やはりそれぞれの制度がなくなりますと、主として対応できるものとできないものがございますので、これは再検討の必要があるんではなかろうか、このように思います。 それから、具体的なことを申し上げますが、手すりのようなものにつきましては介護保険の中へ組み入れていただけるようでございます。 それから、デイサービス等の送迎につきましては、県の段階で今言うていただいておりますのは、これは送迎は可というような、可能というような受けとめを私どももいたしておるところでございます。 それから、国保とのかかわりがあるが、国保の医療費が落ちれば、それを介護保険の方へ回してはどうかという御提言でございますが、これも考え方といたしますれば、国保の制度で税をちょうだいをしておるものでございますから、そのことと即介護保険に回すということはいかがかなというような感じもするわけでございます。それよりは、もう一つ前の段階として医療費の要らないような方法を国保としても考えて、元気なお年寄りになっていただくというそういう前向きの考え方の方がいいのではないかなというような気持ちを持っております。そのようなことも検討をしてみたいと思っております。 それから、介護保険の保険料2,500円でございますが、これはあくまで平均でございまして、御質問にもございましたように平成7年度の段階での試算ということでございます。通常考えられますと、これではうまくいくのかなというような私どもも心配はしておりますけれども、今総社としてどのくらいということは、はっきり申し上げる段階には至ってございません。 それから、40歳から64歳までのいわゆる2号保険者でございますが、この拡大ということも御質問されましたが、これにつきましては、ちょっと私どもも今国のお話なんかを聞いております段階では、今拡大とかいうことは恐らく考えていらっしゃらないんではないかというような感じがしておるところでございまして、これは国の考え方でございますので、市もその方針に従わざるを得ないというような感じでございます。 それから、認定がおりるまで立てかえ払いということでございますが、これにつきましては県、国の方にお尋ねをしてみましてもなかなかはっきりした返事をいただいておりません。恐らく国でもまだどうするんだということが、方針が出されていないんではないかと思いますが、このようなことも早く決めていただきませんと、市町村の場合それぞれ作業をしていくことが必要でございますので、早く決定していただきたいなあとこのように思っております。 なお、質問の中でお触れになられましたが、医療費の場合、高額がございますが、やはり介護保険の場合も高額ということもある程度のお考えはあるんではないかとこのように認識をいたしております。 以上であったかと思います。 ○議長(服部剛司君) 4番光畑嘉代子君。              〔4番 光畑嘉代子君 登壇〕 ◆4番(光畑嘉代子君) 再度の御答弁いただきまして、ありがとうございました。もう少しちょっとお尋ねしてみたいことがありますので、よろしくお願いいたします。 先ほど、保健福祉部長が調査活動を一般高齢者の方を調査済みというふうに言われたと思ったんですけれども、例えば施設に入っておられる方、在宅で例えば寝たきりになっておられる方とか、何らかの措置をされてる方、また施設の待機者も何人かいらっしゃると思いますが、その方についての調査はどのようになってるのかも、ちょっとお尋ねしてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 先ほどからお答えいただいておりますように、この介護保険がスタートしたことによって、今まで行われていた福祉、この総社でたくさんのことされてますけれども、それが本当に低下されないようにぜひよろしくお願いいたします。 もう一点は、総社学園の建てかえのことです。 先ほど市長の方からお答えいただきました。子供たちにとって一番いい方法をとるのがいいのではないか。また、地域の小学校や中学校で学ぶのがよい。これはノーマライゼーションにもっていうことを言われました。確かにそれはよくわかります。しかし、重度の子供さんはその地域の小学校、中学校に行きたくても行けれない方もいらっしゃいます。その方については、やはり今の総社学園、こういう学園を存続させることがぜひ必要でないかと思います。 私ごとになりますけれども、小学校のときに体の不自由な同級生が一人おりまして、お父さんが連れてきたりとか、またおばあちゃんが連れてきたりして、またクラスの中でいろんな面倒を見合ったこともあります。また、岡山に住んでおりましたので、旭川荘をずっと見て育ってまいりました。本当にあそこは福祉ゾーンといって県内外からも見学に行かれる方もたくさんいらっしゃいます。今、この総社にはそういうふうな福祉ゾーンといえるようなものはないように思います。この総社学園を軸としていろんな福祉、施設、またその作業所言いました、授産施設も言いました。いろんな施設があって、そこに隔離するというふうに言ってるのでは決してありません。そういう福祉ゾーンもある。また、希望者によってはその地域の小学校、中学校、また保育園、幼稚園に行けれる。いろんな選択肢を持った、持つことができるような温かい福祉行政をぜひつくっていただきたいと思いますので、重ねて発言させていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 4番光畑議員さんの御質問について、総社学園のことについてお尋ねにお答えを申し上げます。 福祉ゾーンということについても将来考えていくべきだと、先ほどの総合計画の字句からも判断をいたしておるわけでございますけど、本当によい方法はどういった方法だろうかということを真剣に考えておるところでございますので、なおかつこれからももう少し検討を続けてまいりたい。そして、一定の方向が見出せたならば、皆様方にも御相談申し上げたいとこのように考えておるところでございます。基本的には子供たちのことを考えてまいりたいと思っておりますので、具体的なことがまだ申し上げられる段階でないのが非常に残念でございますけど、今後についてもまたいろいろと御指導のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 山本史男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山本史男君) 光畑議員の介護保険にかかわります御質問で、私が最初に御答弁申し上げましたが、ちょっと舌足らずであったかなとこのように思うわけでございますが、高齢者の一般調査は、民生委員の方にお願いをいたしまして、悉皆調査をいたしました。その中で、調査をもとにいたしましていわゆる援護がいる方、介護がいる方につきましては、その中から抽出いたしましてもう一度市の保健婦や雇いあげの保健婦が、在宅へいらっしゃる方には訪問をして詳しい調査をさしていただいておるところでございます。今、進行中でございます。 それから、特別養護老人ホームや療養型病床群に入っていらっしゃいます、もう既に措置、入院なさっていらっしゃいます方々につきましては、同じく市の保健婦や、あるいは雇いあげの方にお願いをいたしまして、調査に入っておる段階でございます。したがいまして、市内の方につきましては、原則的にはもれなく事情をお聞かせをいただくように御協力をお願いをしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) この際、しばらく休憩いたします。再開は、午後1時といたします。              休憩 午後0時0分              再開 午後1時0分 ○議長(服部剛司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番萱原潤君の質問を許します。 15番萱原潤君。              〔15番 萱原 潤君 登壇〕 ◆15番(萱原潤君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に基づいて大きくは3点、一般質問をさしていただきます。 皆様には、お疲れでございましょうけれども、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。 まず、第1点目の北の吉備路についての質問であります。 なお、ここでいう北の吉備路一帯とは通告書にも書いてありますように、鬼ノ城、岩屋、新山、砂川公園あるいは砂川の森、ヒイゴ池湿地などを含む吉備史跡県立自然公園を中心とした地域のことを指している、このように御理解を賜りたいと存じます。 さらに、第3次総合計画にも引用されている言葉でもあり、こちらにいらっしゃる理事者の皆さんには既に御承知でありますが、市長に公式の場でこの「北の吉備路」という言葉を申し上げるのは初めてでありますので、あらかじめお断りを申し上げておきたいと存じます。 また、このことに関連しての質問は、私が議員にならせていただいて以来、何回もいろんな角度からお尋ねをしてまいった経緯があり、大変恐縮ではあります。しかし、市長がおかわりになったということで、竹内市長の基本的なお考えも含めて、この一帯に対する行政の考え方を確認させていただきたい、そういう意味もありますので、お許しを願いたいと存じます。 そこでまず、この北の吉備路一帯に対する市長の基本的な考え方はどうかというお尋ねであります。 さきの6月、鬼ノ城のことが中心ではありましたが、県議会でも一般質問がなされ、石井知事が整備、活用に前向きな答弁をされたことは、市長もお聞き及びのことと思います。市長は、この北の吉備路一帯は本来どのような姿であるのがふさわしいとお考えになっているのか、お聞かせをまず願いたいのであります。 北の吉備路一帯は豊かな自然に恵まれ、貴重な文化遺産が数多く集積され、中山間地域の美しい景観と吉備平野はもとより、遠く瀬戸内海、四国までもが一望できる展望を備えたたぐいまれなすばらしい地域であります。この総社市の貴重な資源、外に向かって誇ることのできるこのすばらしい地域を、行政としては今後どのように整備していこう、磨いていこうと考えているのか、そのビジョンをお聞かせ願いたいのであります。 私は、豊かな自然環境と貴重な文化遺産、そしてこの一帯を今日まではぐくんできた暮らし、それらが共生していけることを念頭において、今のいい姿をいつまでも持続していける、いわゆる賢明な利用を図っていくべき地域であると考えております。この私の考えに対する市長の御所見もあわせて賜れたら幸いに存じます。 これは余談になりますけれども、先般8月の下旬に、登山家の今井通子さん、医学博士でもいらっしゃいますけれども、この方が「自然は妙薬」というテーマで、市民大学講座で講演をなさっておられました。そのとき、たまたま市長さん、熱心に最初から最後まで御聴講なさっているのをお見受けいたしました。本当に環境問題にも、あるいはそういう福祉の問題にも関心の高い、そういう姿を拝見いたしまして意を強くした部分もございます。そういうことで、明快な答えがいただけるものと確信をいたしまして、お尋ねをした次第でございます。 次に、(2)番目、この一帯に関する当面の問題点、課題はないか、というお尋ねであります。 このことについては、市長と教育長にお尋ねをいたしておりますので、その点よろしくお願いいたします。 さきにお尋ねをいたしました市長の基本的な考え方、ビジョンといった、どちらかといえば今後にかかわる問題とは別に、一方ではこの北の吉備路一帯には現在でも既に鬼ノ城、岩屋の山岳部だけでも年間に10万人以上、砂川公園などの低地部を含めると年間数十万人の来訪者でにぎわっている、そういった現実があるのでございます。したがいまして、そのことに伴って当然のことながらいろいろな問題、課題を抱えていると言えるのではないかと思うのであります。さらに、(1)で市長にお尋ねをいたしましたが、市としての北の吉備路一帯に対するビジョンや目指す方向が明確でないがために発生している課題もあるように感じてなりません。そこで、市として、あるいは教育委員会として、その問題点をどのように把握していらっしゃるのか。また、どのような取り組みが急がれるとお考えか、お示しを願えたらと存じます。 最後に、(3)番目の鬼ノ城整備に関し、整備計画の策定も含め、市の考え方はどうかという、教育長に対するお尋ねであります。 このことにつきましては、さきにも申し上げましたが、県議会で鬼ノ城についての一般質問に対する県知事の答弁がございました。その答弁の内容は、鬼ノ城の整備については、県有地である史跡の中央部分の調査による全体像の把握や活用に向けた史跡全体の整備計画の策定と管理体制の検討など課題もあるが、関係機関並びに地元総社市と十分に連携を取りつつ、今後対応してまいりたいというものでありました。教育長、御承知のとおりであります。鬼ノ城につきましては、東門、西門、南門と相次ぐ学術発掘によって、ここ近年、全国的にその存在が情報発進されたことは御承知のとおりであります。そういった状況の中で県もいよいよ積極的になってきたという感じがいたしております。そこで、総社市としては鬼ノ城整備の考え方について、どのようにお考えになっているのか、今後の構想についてお知らせを願いたいと存じます。 また、整備計画の策定も予定されていると思いますが、どのような組織で整備計画案を検討していかれるのか、その辺についてもあわせてお答えを願いたいと存じます。いずれにいたしましても、鬼ノ城は、厳然として私ども総社市に位置しております。県有地が含まれるとはいえ、総社市が主体性を失うことなく、我が市の個性豊かな魅力あるまちづくりにぜひともつなげていってほしい、このように願うところであります。 次に、項目2番目の情報公開についてであります。 開かれた市政実現のために情報公開制度導入への考え方はどうかという質問でありますが、昨日の笠原議員の質問に対する御答弁で、市長のお考えは十分理解できましたので、基本的には了解をいたしました。私は確認の意味を含めて一点だけ申し上げて、この件に関する質問は終わりたいと思います。 それは、情報公開制度を導入するということは、市民の皆様が求める情報を公開していく、そして開かれた市政の実現を図るということではありますが、しかし、そこにはいつでも即座にどんな情報でも公開できる状態に文書等のすべての情報を管理しておく、そのことに隠されたというか、実質の大きな意義があるのだと考えます。合理的で効率的、そしてシンプルな文書管理システムが絶対条件として要求される情報公開制度の導入は、事務能率の向上にも大きくつながり、大いに行政改革に寄与するものであります。職員の皆様の意識改革も含めて、困難も数多くあろうとは思いますが、一日も早い制度の導入を目指して準備を進めていく、そのことが求められている時代であろうと考えます。市長の公約でもありました情報公開制度、これが一日でも早く実現されますことを期待しておきたいと存じます。 次に、3番目の東総社駅について。最後に、この3番目の東総社駅についてでありますが、東総社駅の利便性の向上に対する考え方はどうか。特に、駅北側に関する問題はないか、このようにお尋ねをいたしております。 市長も御承知のとおり、東総社駅を中心とした吉備線以北の隣接した地域は、近年、組合区画整理事業なども伴って宅地化が進み、著しく人口、世帯とも増加をしている地域であります。そのことに伴って、東駅の周辺が朝夕非常に繁雑な状況になっているのが実情であります。けさほど、総社駅のことについて加藤議員からるる御質問がございましたが、似通ったような問題も抱えているわけでございます。その結果、そういう状況を生み出しているこの原因の一つは、東総社駅の使い勝手、利便性と申しますか、使い勝手の悪さにもあると考えられます。この東駅を利用する乗降客は、当然のことながら駅の南北両方にお住まいなわけであります。中でもとりわけ、駅より北側の人口が非常に増加をし、ここ近年その傾向は著しいものがございます。その結果、駅の北側から非常に多くの人が駅の南側に回って、回りこんで吉備線を利用していらっしゃいます。それと、時を同じくして同じ地域からの通勤のマイカーや通学の児童や生徒で駅近辺の主要な生活道はあふれ返り、いわゆる動脈硬化を起こし、住民の皆さんが大いなる不便を強いられて、危険さえ感じていらっしゃるのが実情であります。このことの大きな原因は、生活道などの外へ向けて出ていく導線の改善が以前のまま、なされぬままに宅地化が進み、人口が増大したことが大きな原因でありましょう。 しかし、それと同時に、東駅の使い勝手の悪さ、端的に申し上げますなら、北からこう多くの乗降客があるにもかかわらず、北口がないわけであります。南まで回りこまなければ乗降できない、このことも人の流れや車の流れを集中させ、駅周辺を繁雑にし、ひいては駅の利便性を著しく低下させている原因であると言えます。したがって、まず東駅の北側から乗り降り、乗降ができるように北改札口を設けていくことをJRと協議をして、その実現への努力をしていただきたい、そう思うのであります。このことは東駅を利用する吉備線よりも北に住んでいる市民の多くの皆様の強い要望でもございます。駅の利便性を高め、住民に便宜を図っていくこと、このことは行政として取り組んで決しておかしくない、不思議でないことであります。また、JRにとっても吉備線の利用促進ということにもつながり、決して悪い話ではないと思います。市長のその辺についてのお考えを伺いたいとこう存じます。 以上、3点について明快な答弁を期待いたしまして、1回目の質問を終わります。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 15番萱原議員にお答え申し上げます。 まず、北の吉備路一帯についての御質問でございますけど、萱原議員には北の吉備路一帯のすぐれた自然、資源の保全と活用について、これまでも何回か御質問をいただいており、北の吉備路一帯に対する私の基本的な考え方についてのお尋ねでありますが、この地帯一帯は、豊かな自然と貴重な文化遺産を多く有するたぐいまれなる地域であることは市民共通の認識であると思います。先人が守り、残してくれたこの財産を生かし、後世に引き継いでいくことは私たちの責務であろうかと思っております。有効に活用していきたいとこのように思っております。総合計画の中でもフィールドミュージアムを目指して取り組むというふうなことがございますので、これを参考にしていきたいとこのように考えております。 次に、この一帯に関する問題点、課題はないかということでございますけど、いろいろ問題、課題はあると思います。 まず、道路整備の問題でありますが、現在整備を進めております奥坂線、新山から鬼ノ城駐車場間については、辺地事業により、平成5年から事業を着手し、平成11年度には完成予定であるということでございます。また、砂川公園より新山間につきましては、当面、待避所を平成10年度で7カ所程度整備をしたいとこのように考えておるところでございます。 次に、砂川公園については、平成7年7月に砂川の森も整備して、御利用いただいておるところでございます。これらの維持管理につきましては、自然環境の保存にも配慮し、特に火気の取り扱いは細心の注意を払う等、今後も市民から愛される公園として管理運営に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 次に、北の吉備路一帯、鬼ノ城、岩屋、新山、砂川公園の防火対策があります。 まず、砂川公園には公園利用者及び観光客に火災予防を喚起するため、県の協力を得まして電光掲示板等によります広報、さらには出火時の活動対策として防火水槽60トン1基を設置いたしております。さらに、鬼ノ城駐車場に防火水槽60トン級を設けて有事に備えているところでございますが、昨年、今年と続いた両地区での山林火災を踏まえて、今後におきましても空気が乾燥し、山火事が起こりやすい時期には、広報活動を随時実施して万全を期していきたいと考えておりますので、御理解を賜りたく存じます。 次に、情報公開については、大変御理解をいただきありがとうございます。早急に進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 東総社駅について、東総社駅の利便性に対するお尋ねでございますけど、東総社駅の利便性の向上につきましては、JRが利用者の利便性を考慮し、駅北側に改札口を整備されれば利用者にとりましては非常に便利になることとは思いますが、過去においてJRに出向き要望もいたした経緯もありますが、維持管理及び人員配置等から前向きな回答は得られていないのが現状であります。しかしながら、吉備線利用の促進及び利用者の利便性を図るためにも駅北側に改札口を設置する必要性があると認識しております。なかなか難しい問題ではありますが、今後も西側の踏切拡張ともあわせて、市としてもJRに要望していきたいと考えております。なお、本年度東総社駅北側広場を整備して、周辺の交通緩和を図ることといたしておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 教育委員会の方からお答えをいたします。 1の2番目でございますが、この一帯に関する当面の問題、課題はということでございまして、先ほど御指摘もございましたが、鬼ノ城周辺の文化財につきましては、御案内のとおり将来的な鬼ノ城一帯を考えると、このようなときに現在、調査を進めて整備を考えているわけでございますが、鬼ノ城だけではなく、周辺の文化財についても適切な保護、保存、そして鬼ノ城と現実に相まった有効的な活用を図る必要があろうかと考えておるわけでございます。したがいまして、学術上、文化上、また歴史的価値をよく見きわめまして、専門委員の先生方の御意見もお伺いしながら、できるものから調査等必要な措置をとってまいりたいと考えておるところでございます。 3点目でございますが、鬼ノ城整備に関し、整備計画の策定も含め、市の考えはということでございますが、鬼ノ城整備はもう御案内のとおり、既によい遺構が、保存の状態のよい遺構が多く残っておるわけでございまして、また眺望もよく自然環境にも恵まれ、このために近年非常に多くの見学者が訪れておりますことは御案内のとおりでございます。国指定史跡に指定されまして、指定範囲の公有化、活用のための整備計画、これに当たりましては、御承知のとおり鬼ノ城山整備委員会を設置して、委員の先生方の御指導、御助言をいただきながら城門を中心に発掘調査を進めておるところでございます。これら調査の成果に基づいて、仮称ではございますが、「自然とふれあいながら学べる歴史公園」という整備を基本といたしまして策定をすることとしております。現在までの調査によって、数多くの注目される成果が得られておるわけでございます。したがいまして、教育委員会といたしましては、少しでも早い時期に整備を行いたいというふうに考えておるところでございます。今後、整備委員会の意見を踏まえまして、国・県及び関係諸機関との御協力をいただきながら、早い時期に具体化すべく努力してまいりたいとこのように考えておるわけでございます。 なお、自然との共生ということでの組織づくりということに対しての考えでございますが、昨年の3月、そして6月にも御答弁を申し上げておるとおり、自然科学の分野における専門機関あるいは専門委員さん等の御意見を踏まえて整備計画に最終的には取り組みたい、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 15番萱原潤君。              〔15番 萱原 潤君 登壇〕 ◆15番(萱原潤君) 御答弁いただきましてありがとうございました。少し再質問をさしていただきたいと思います。 まず、1番の北の吉備路一帯についてでございますが、1番目の基本的な考え方、これは良識の範囲のお答えをいただいたということで了解したいとこう思います。 それで、2番目の当面の問題点、課題はないかということで市長あるいは教育長の方からいろいろ問題点をお示しをいただきました。いろんなことをやはりお気づきでいらっしゃるということで、その点についても安心ができる部分かなとこのように思います。ただ、個々にいろんな問題があるということは、それはよくわかります。それは時間がかかるもの、あるいは早く改善できるもの、これについてはそれなりの取り組みを真剣にしていっていただきたい、そういうふうにしていくというようなお考えでございますので、その辺はそういうことで待ちたいなとこのように思います。 ただ、この地域での問題点は、なぜその問題が起きてくるかということになってきますと、考え方は大勢の、先ほども山岳部だけでも10万人以上の方が年間においでになると、このことはそこを大いに活用していくという考えの中では人が大勢来ることは喜ばしいことでございます、本来ならば。ところが、大勢今来てるがゆえにいろんな問題を起こしている。今さっき、先ほどからも当局の方も申されたこともやはりそこに起因をしているということになってまいります。したがって、それをじゃあ一体どうするのかと。人に来てもらうためでもあるし、人が大勢来ると困った問題が起きるというんじゃ、これは困るわけであります。 以上のような、そういう問題を起こさないようにするためには、やはり抽象論ではありますけれども、訪れる人一人ひとりに、いわゆる北の吉備路を大切にする意識を持ってもらうしかほかに特効薬はないわけであります。したがって、関係の各所管がそれぞれ、いうなれば意識づけをしていくような施策を積極的に取り組んでいく、一人でも多くの市民の方に北の吉備路の意義をわかってもらい、あるいは啓発していくことが重要になってきます。なかなか言うはやすし、行いは難しでありますけれども、それしきゃやはり根本的な解決にはつながっていかないんだろうと思います。ハード面で道の改善をしたり、看板をつけたりということはもちろんそれの補助としては役に立っていくとは思いますけれども、根本的には人のモラルの問題ですから、非常に難しい問題がございます。そうやって、北の吉備路に対する意識がうちに向かっても、あるいはこの行政の中の方に向かっても定着することによって多くの問題はかえって解決をしていく、お金を余りかけなくてもそういうことになれば解決をしていくんだろうと思います。じゃあ一体どうすればいいのかと、こういうことになってきますけれども、これは例えばの例です。例えば、先ほど問題点の中での教育長の御答弁に、鬼ノ城はもちろんのことながら、それ以外の文化財のようなものも意義づけをしていく、指定をしていったらどうかと、こういうことというのは今申し上げたこと、鬼ノ城以外に例えばあの一体には経山の城跡というのがございます。これは中世の山城でございます、戦国時代、日本城郭大系にもちゃんと記載された、ある程度物事がわかった城であります。それから、岩屋、これは平安時代の山上仏教が栄えた地域の一部分であり、そういう跡が残り、それから江戸時代の観音信仰といいますか、そういうものが残り、物語に出てくる大きな奇岩、そういうものも多く点在しております。そういうものを逆に文化財に、あるいは史跡にあるいは郷土記念物に指定していく、そういう作業をすることによってそこに訪れる人の意識も変わってくる。それが意識づけの一つの方法だろうと思います。そうして、そういうことをすることによって教育委員会あるいは行政としてもそこに積極的に取り組んでいく理由づけができるわけであります。指定もしていなければ何でもない、私有財産であればなかなか手を加えていくこともできないし、めんどうを見ていくこともできない。そういうようなことも一つの方法でありましょう。そしてそういうことを、指定したものを環境の教育であるとか、歴史の体験学習であるとか、ふるさとの学習に使うとか、そういうようなことに役立てていくことによって大いにそこを市民の方に意識づけをしていくことができる。 また、ほかの例を一つ挙げてみますと、例えば年に1度ですか、2度ですか、クリーン作戦というのが総社市やっておられます。残念なことかどうかわかりませんけども、現在、例えば鬼ノ城あるいは岩屋、大勢の人がそれだけおいでになるにもかかわらず、そういう対象からは外れております。自治振興課がやられているそのクリーン作戦に加えていくのがいいとは私は思いませんけれども、クリーン作戦あるいはそういうクリーン行動をそういう場で展開をしていく。そのときになぜそれをやるのかという意識を皆さんにしっかりと訴えて物事をやっていく。ごみが散乱して困るという問題も大勢の人が来ればありますけれども、それを解決するのは、ごみを捨てないようになってくれればいいわけです。そうすると、ごみの持ち帰り運動というその運動の行為そのものじゃなくて、そのことをやることによって意識を植えつけていく、そういうことをやはりじみちではありますけれども、展開をしていって少しずつそういう意識の人をふやしていくということが、時間はかかっても根本的な問題だろうと思います。 それと、先ほどの北の吉備路の位置づけを申し上げましたけれども、その中に県立吉備史跡自然公園というものが多く含まれております。岡山県には、県立自然公園というのが7カ所ございます。その中の一つがこの総社にある吉備史跡自然公園、名前はすばらしいと思います。史跡と自然とが両方相まった公園というようなネーミングですから、うってつけの名前だろうと思います。ただ、残念なことに7カ所県立自然公園がある中で、この総社にある県立吉備史跡公園だけが特別地域を持っておりません。ほかの6公園はすべて特別地域を含んだ自然公園の形態をなした公園になっております。ということは、あれほど脚光を浴びる鬼ノ城が現在ある状況にもかかわらず、そういう状態のままであります。あの特別地域がいいということではありませんよ。しかし、公園の中に特別地域も含んでるということは、やはり一般の我々からすれば、ああいいとこなんだなあと、こういう意識にやはりつながりやすいわけです。いいところだから大切にしようというふうに人というのはなってくるもんです。だったらそういうことについても心を、県立の自然公園でありますけども、総社市の方からもそういう提言をして、特別地域を設けてはどうかというようなことも方法でありましょう。すなわち、ハードなんじゃなくてソフトなんですね、考え方なんですよ。そういうことに取り組んでいくと、個々見える問題を物理的に直していくことと同時にそのことをやっていかなければいつまでたっても物事は変わっていかない、そのように考えるところであります。 そういうどうしても具体的な問題を逆に教えてくれとかいうことならば、幾らでもありますから申し上げてもよろしんですけれど、きょうはそういうつもりで質問を申し上げておりませんので、そういう考え方に立って市当局も、あるいは教育委員会もぜひ御検討いただけないものだろうかな、取り組んでいただけないものだろうかなとこのようなことを要望といいますか、お願いをしてお答えを賜ればと思います。 逆に一つ、考えていただきたいのは、行政として安易な、行政としてですよ、行政としてあの地域を安易な利用の仕方は、慎んでいくべきだろうと思います。意識づけがなされぬままに何万人もの人が大勢来ることはかえってこれから後に禍根を残す要因にもなりかねません。人が大勢来ることは結構ですけれども、10万人来ようが、15万人来ようがいいシステムをつくりあげた上で呼び込むという作業を、それから行政としては積極的にしていく。このことが大切ではないんだろうかなと思います。お答えを賜りたいと存じます。 それから、東駅のことで市長から答弁をいただきました。本当に事情がよくわかっていただけてるというふうに思います。JRの方へも以前にもそういう申し出をしたこともあるんだとこういうことでございますが、なかなか今のJRさん、「はい、よろしい」ということはないのが常で、この総社駅の改築のときでも我々も含めていろんなことを、現実を知らされたものでございます。しかし、行政はやはりJRのことにばかり目を向けるんではなく、やはり当然のことながらそこにお住まいの住民の方に目を向けて物事をやっていくのが本意でございましょうから、そうなりますとJRもなかなかいうことを聞いてくれないという部分がございましても、あきらめず根気強くそのことについては、お願いをし続けていただくということで、一日も早い東駅の便利な使い方ができるように御協力をいただければと思いますので、重ねて市長の思いを、思いといいますか、お考えをお聞かせ願えればと思うのであります。 聞くところによりますと、東総社駅というのは明治37年にできたそうであります。もうすぐ100年近くになる歴史を持つ駅だそうでございます。きょう朝話題になりました総社のメインターミナル、総社駅というのは当時は、昔は西総社駅と言っていた記憶があるんですけれども、これは大正14年にできた駅だそうでございます。いわば、総社で一番古い、最初にできた駅は、私もそのことは余り知らなかったんですけれども、東駅が一番にできたそうです。当時は今話題にしている駅の北側、これは農村地帯で家は、昔からある集落の家があっただけで、新しい住宅地なんかはなかったわけでありまして、本当に北からの利用とかいうことについて、どうという問題は全くなかった。それが100年近くを経過して、現在の状況に変わってきたわけであります。これもある意味では組合施行とはいえ、行政も十分力をかしてそういう状況をつくり出した地域の姿でありますので、そういうところの住民の方がより便利に利用できる駅について一層の御尽力を賜ればと思い、再度質問をさしていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 再度の御質問にお答えします。 2点目のこの課題に当たっての経山、そして岩屋等における位置づけ、意識づけの点でございますが、学習の場にというようなことも当然ございます。このような時期でございますので、経山等の指定についても考えていく必要がございますし、岩屋等についても先ほど御指摘のございましたように、平安から鎌倉にかけての山上仏教の一大聖地であるということもございます。そういうようなことから、文化財における重要なところについてはよくわかっております。したがって、これにおける調査なども進めていく必要があるとこのように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 建設部長。              〔建設部長 須増智弘君 登壇〕 ◎建設部長(須増智弘君) 命によりまして、萱原議員さんの質問にお答えをいたします。 東総社の利便性の件につきましては、先ほどいろいろと御指摘がございました。御指摘を踏まえて、今後さらにJRに要望していきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(服部剛司君) 15番萱原潤君。              〔15番 萱原 潤君 登壇〕 ◆15番(萱原潤君) 東駅のことについても、くじけず要望はし続けてみるというようなことでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それで、私自身もちょっと尋ね忘れた部分もあるんで、私の方も悪いんですけれども、いわゆる鬼ノ城の整備に関して、整備計画の策定も含めという、このことについて再質問を忘れておりましたといいますか、1回目で教育長御答弁をいただきましたけれども、これから順次整備をしていく、その中で整備計画の策定はもちろん迫られてるわけですし、やるというよりも迫られてするというのが現実でございましょうけれども、迫られておる。その整備検討委員会あるいは整備計画策定するスタッフといいますか、そういう組織をつくっていくわけでしょうから、その中に先ほど教育長は、いわゆる人文科学だけではなくて、自然科学の分野の方もというお話でしたけれど、これは、私が以前に聞いた話では、それは相談はするけれども、最初から同じ席で、テーブルについて同じ立場でそういう両方の考え方の方を入れてそういうものを組織するというふうには伺っておりませんでした。それが今はそういうふうに変わったのか、それともあくまでもオブザーバー的に、必要なときに必要なことを聞くという立場で、そういう他分野の方も策定の中へ加わっていただくという話なのか。 私3回目ですので、聞き直すことができませんから。物事をやるときに、ほかのことでも同じでしょう。何か一つを考えていくときに、そのことにやりやすい人たちばっかりを集めて、そういう計画をつくっていくと、それは計画は早くつくれるかもしれませんし、やりやすいかもしれませんが、そこには本質を見失うことが多々ございます。やはり鬼ノ城は先ほども教育長もおっしゃいましたように、貴重な歴史の遺産とそれに加えてそれを守り続けてきた自然環境と、そして捨てがたい景観と、そういうものが相まって皆さんの絶大な人気を生んでいることは現実でございます。そのどれもが失われては、やはりその価値は下がっていくわけでありますから、そういうときに文化財の専門家の方ばっかりを集めて計画を策定するようでは、後に禍根を残すような結果にもなりやすい。ましてや、本当に貴重な資源もあそこにはあるわけですから、計画半ばでトラブルも起きることだって十分考えられます。はなからそういう方々も一緒になって意見を戦わせて、本当にいい計画策定をしていくことが本来であろうと思います。その点についての明快な、聞き直しはできませんので、明快なお答えを賜っておきたいと思います。 先ほど、あそこの問題を少しでも解していくためにはいろんな意識づけをしていくことが大切だということを申し上げました。やはり原点は総社市として、この北の吉備路一帯を今後どのようにしていこうと考えているのか、そのビジョンを明確にして、それを内外にはっきりと示していくこと、このことが課題とすれば抽象的ではありますけれども、急がれる大きな課題であると私は考えております。そのことが明確でなければ意識づけをしていくにしても、どのように意識づけをしていったらいいのか定まらず、なかなか実効が上がってこないと。さらに、行政内部においても目指す方向が明確でなければ、いわゆる縦割り行政の弊害が顕著にあらわれてきて、統一性のある効率的な取り組みが困難になってきます。具体的にいえば、投じる対費用効果の低下にもつながっていくわけであります。むだなことをどうしてもやってしまうようになってきます。ちゃんと道筋がわかっておれば、それぞれの所管が毎年、範疇でやってる事業をその目標に向けての中で取り組んでいけば合理的な予算の執行もできようかと思います。そういうことも含めて、意識づけあるいはビジョンというものを内外に明確にしていく、このことが個々の細かい問題を解決する手法とは別に急がれる大きな問題ではないかと思っております。 最後になりましたが、もしよろしかったら市長にお答えを、最後に一言だけ賜りたいんでありますけれども、北の吉備路一帯は自然と歴史、そして民俗が一体となったその地域そのものが生きた総合博物館といえます。きょうのことも参考にもしなりましたら十分に検討を重ねていただき、ぜひとも北の吉備路をフィールドミュージアムとして磨き、育てていただきたい、市民の憩いの場としての創出はもとよりでありますけれども、総社市のアイデンティティーの確立につながっていっていただきたい。心よりお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 再度の御質問でございますので、お答えをさしていただきます。 自然科学等における方々、そういう専門機関等への御相談を申し上げていくと、そのような時期が出てくるとこのように考えておるわけですので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部剛司君) 萱原議員の再度の質問、北の吉備路一帯についての市長の再度の答弁はございませんか。 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 15番萱原議員の御質問ですけど、北の吉備路は、その豊かな自然と数々の文化財が融合したフィールドミュージアムとして自然資源を大切にし、また景観を保全しつつ活用いたしたい、そのように思っています。 ○議長(服部剛司君) 次に、1番浅野智英君の質問を許します。 1番浅野智英君。              〔1番 浅野智英君 登壇〕 ◆1番(浅野智英君) 議長からの発言のお許しをいただきましたので、通告いたしました2点について一般質問さしていただきます。 一般質問の一番最後であり、先輩議員の質問と一部重複するところもあろうかと思いますが、少し切り口をかえ、具体的にお尋ねさせていただこうかと思っております。 また、初めての質問で緊張しております。もし、失礼がありましたらお許しくださいますようよろしくお願いいたします。 では、質問に入らせていただきます。 幼児期保育の取り巻く環境は、女性の社会進出や少子化の影響を受け、近年大きく変化をしております。本市においてもこのような状況の中で、総社市児童育成計画を策定して具体的な状況の把握に努められ、平成17年度を目標にさまざまな施策が進められております。この中でも児童育成計画の基本施策というところに、子育てと仕事の両立支援、家庭における子育て支援という2つの大きな柱が述べられております。いうまでもなく、女性の社会進出や経済的ゆとりを求めるということから延長保育や預かり保育など、保育の長時間化に対するニーズがふえております。また反面、子育ては家庭でスキンシップをとりながら行いたいというニーズもございます。昨日、丹下議員の質問の中にもありました核家族化からくる子育てに不安を抱えておられる若いお母さん方がおられ、それを社会的に援助する必要もあると私も認識しております。さまざまなニーズや多様化したライフスタイルにこたえられるよう、この計画が早く実現することを幼い子を持つ親の一人として願うものです。事実、ここに述べられている計画書、読んでみますと本当に夢のようなことがたくさん書いてあります。多少オーバーじゃないかなあと思うんですけれども、これの一日も早い実現を望むものです。 1点目の質問といたしまして、具体的に幼稚園の3歳児保育と母子クラブの活動の支援についてお尋ねをさせていただきます。 まず、幼稚園の3歳児保育ですが、文部省は、平成13年までに幼稚園の3歳児の就園を目標としています。来年3月に完成する昭和幼稚園や駅南区画整理事業で移転新築される常盤幼稚園では、3歳児保育に向けて当初より教室はあらかじめ建設すると聞いております。総社市が3歳児保育に向けて準備をされ、進んでいるということを実感をしております。幼稚園は旧町村単位に1園ずつ、総社、常盤地区には人口にあわせて分園化が進み、5園があります。多くの幼稚園が昭和20年代に創立され、近年園舎が順次建てかえが行われました。これは幼稚園舎の老朽化と同時に、それぞれの町村単位に幼稚園があることの重要性が認められたとのお話をお伺いしました。地域の教育力への期待があったからだと思います。 また、その規模は、園児数100人を超える2つの大規模幼稚園から、1、2年合わせて20名未満の4園の状況まで、さまざまでございます。これらを踏まえて、本市における幼稚園の3歳児教育への準備状況はどうなのでしょうか。 次に、母子クラブですが、母子クラブは乳幼児を持つ若いお母さんたちで運営される任意団体であります。仲間づくりが主な目的で活動されていると聞きます。昨日の答弁の中でも地域の各種のボランティアとのネットワークを推進していくということでしたが、この若いお母さん方は言い方はよくないかもしれませんが、地域でいえば弱い立場に立たされているというのが現状です。この母子クラブの活動を支援していく上で、どのような点に留意されているのでしょうか。 2点目の質問といたしまして、街なみ環境整備事業の推進についてお尋ねいたします。 皆さんも御承知のとおり、旧商店街筋はシャッターの閉まった仕舞屋が多く、道は狭く、本当に駅の西口ではないですが、どうしようもない状況です。その中で、唯一光るのがこの街なみ環境整備事業であります。私がここで推進をお願いをするのは、一つでも前へ進めば、何か光が当たれば、住民の皆さんの意識が高揚するのではないだろうか。それによって、まちがまた生き返ってくるんではないだろうかと考えたからであります。市長は、市民参加のまちづくりを唱えられております。この事業は、住民の合意の形成により推進される事業と聞いております。市長の理想ともいえる形ではないかと思います。議会でよく中心部に比べて周辺部は、という言葉をよく耳にいたします。周辺部には多くの諸問題があることは十分承知いたしております。しかし、まちうちと呼ばれる、いわゆる商店街筋を中心とした南北に広がる地域におきましては、ドーナツ化現象による少子高齢化など都市問題が起こっているのも事実であります。本年8月の数値ではありますが、ひとり暮らしのお年寄りは全市に約800人の方がおられます。そのうち約3分の1の265人の方が、また寝たきりのお年寄りの方が218人おられますが、このうち約4分の1の57人が総社地区に住んでおられるんです。総社幼稚園の園児数もまちうちからの登園児数は、著しい減少を示しております。 また、商店街筋の南北には消防自動車や救急車が入ることのできない道もあります。商店街筋を通る人の数も減ったと聞きます。中心部である総社のまちがこのような状態で本当にいいのでしょうか。市長が提唱する市民参加型のまちづくりを進める上でまちうちが住みやすく、にぎわいのある環境をつくることが必要ではないかと考えております。市としても平成11年重点要望事項に選んでいただき、また今回の補正予算にも事業費の増加を計上されるなど、市としてもこの事業への推進の方向性を見ることができます。今後、街なみ環境整備事業をどのように進められていくのでしょうか。また、街なみ環境整備事業は、現在、門前まちをよくする会に属した4町内会のみで実施されております。今後、この会に属さない町内会への対応はどのようにされるのでしょうか。 以上の点をお尋ねして、第1回目の質問とさせていただきます。(拍手) ○議長(服部剛司君) 市長。              〔市長 竹内洋二君 登壇〕 ◎市長(竹内洋二君) 1番浅野議員の御質問でございますけど、まず幼児教育を取り巻く環境について。この件につきましては、教育長並びに保健福祉部長の方から答弁をいたさせます。 2番目の街なみ整備事業の推進について、この件についてお答えを申し上げます。 街なみ整備事業の推進についてでありますが、総社宮の門前町として発展してきた商店街は、昔ながらの街なみや街道筋としての雰囲気を色濃く残しており、この古い街なみの雰囲気を生かした住宅街の統一的な修景を行い、質の高い住宅地の形成を図るために、平成5年に創設された街なみ環境整備事業に着目し、平成9年度から街なみ環境整備事業に取り組んでおるとこでございます。 この事業につきましては、事業区域内、田町、本町、栄町の約7haの土地所有者及び借地権者の3分の2以上の合意によって取り組むことのできる事業で、当地区といたしましては、関係権利者で組織する総社商店街まちづくり協定運営委員会が事業主体となり推進をいたしております。今後におきましても権利者からの申請によりまして、平成23年度までに事業推進に努力をして、街なみ環境を整備し、地域の活性化に努めてまいりたいと考えております。 また、現在事業を進めている計画区域外の希望地区につきましては、過去お話を申し上げた経緯もあるようでございますけど、今後、市民の皆様方からの盛り上りを見ながら検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほど賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 1番議員さんにお答えをいたします。 1の1番目で、幼稚園における3歳児保育についてのお尋ねでございますが、もう既に国におきましては、平成3年に第3次幼稚園振興計画が策定されております。平成13年度当初までに入園を希望するすべての3歳から5歳児を就園させることを目標としておるわけでございます。本市としましても、この国の振興計画の趣旨に沿いまして、計画的な準備を図っていく必要がございます。そこで、本年8月に総社市幼稚園教育振興計画策定委員会という名前でございますが、この策定委員会を設置いたしました。初回の委員会を開催してございますが、この本委員会では本市の幼稚園教育の現状と課題を明らかにするということ。それから、3歳保育の推進を中心とした計画を今年度中に策定をするという予定でございます。策定後におきますこの計画については、地域の実情、そして幼稚園の実態、なお市の財政状況等を十分考慮しながら3歳児の就園を推進してまいりたいとこのように考えておるわけでございます。 なお、平成9年度からこの3歳児就園に当たっての研究ということで、教育研修所内、これは教育委員会の中にございますが、この研修所内で3歳児の発達の実情や3歳児に適した保育内容、そして指導方法等について、既に研究を進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 山本史男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山本史男君) 命によりまして、1番浅野議員の保育の関係、幼児保育の関係で母子クラブにかかわります御答弁を申し上げたいと思います。 母子クラブ等の支援につきましては、現在市内で池田地区を除きまして、14地区で13クラブが結成をされておりまして、ただいま会員数が母親にいたしまして496人、子供の数にいたしまして596人で、会員相互の協力と研究によりまして地域内の母親同士、あるいは子供同士の交流を深めながら、母と子の健康や育児、しつけなどの学習をし、明るい健康的な子供を養育することを目的といたしまして、自主的な活動をしていただいておるところでございます。市内の13クラブの活動内容も、会員数が15人のところもございますし、200人という大きなところもございます。かなりな差がございまして、市が中心となって開きます母子クラブ関係者会議は、母子クラブの交流の場あるいは情報交換の場として有意義で関係者からも好評でございます。ことしに入りまして、2月とつい先日の9月2日にそれぞれのクラブの役員の方々にお集まりをいただきまして、母子クラブ関係者会議を開催をしたところでございます。活動の内容を発表をしていただいたり、意見の交換をしていただいた中で、母子クラブとしての活動の方向や交流が深められたところでございます。 母子クラブへの支援につきましては、愛育委員の御協力もいただきながら、地区組織の育成を地区の実情に沿って進めていただき、地域ぐるみで協力し、安心して子育てができるよう関係機関、ボランティアの皆さん方の御協力のもとに支援ネットワークづくりの推進をさらに図ってまいりたいとこのように思っておるところでございます。少子化の時代でございます。幼児、子供たちも友達が少ない。また、若い母親も話し相手がいないというようなことで、情報交換の場もできるだけ多くつくるようにしてまいりたいとこのように思っておるところでございます。特に、母子クラブの会議におきまして出されました御意見の中で、活動の場として現有の公共施設でございます小学校や幼稚園等の利用、活用を希望する意見がそれぞれのクラブから出されました。私どもといたしましても教育委員会等ともよく協議をいたしまして、管理上のこともございますので、できれば放課後について開放をしていただくようなことはできないかとこのようなことも思っておるところでございます。 なお、将来的には他市の例にもございますように、幼児の遊び場、例えば児童館的なものでございますけれども、施設整備も検討する必要があるんではなかろうかとこのように思っておるところでございます。幼児や児童の育成につきましては、平成8年と9年と両年度で策定をいたしました2つの計画がございます。その2つの計画を目標といたしまして、これからも努力をしていこうとこのように思っておるところでございます。どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(服部剛司君) 1番浅野智英君。              〔1番 浅野智英君 登壇〕 ◆1番(浅野智英君) 御答弁をいただきましてありがとうございました。 まず、3歳児保育の問題なんですけれども、今幼稚園教育の振興計画を策定委員を選任して会議を行って、今年度中に結論を出すというお答えをいただいたんですけれども、今年度中に意見をまとめ、来年度においては実施をするというふうに考えさせていただいてよろしんでしょうか。まず、それが第1点目であります。 それから、事実そういう中で法制化という問題も出てくるんでしょうけれども、実際に3歳児保育を法制化をしたところで、実は実施をできない幼稚園が私の見たところ3園ほどあります。これは用地不足で園舎をこれ以上ふやせないというところであります。そういう幼稚園もあれば、もう既に空き教室があって、また先生方のお話を聞きょうりますと、複式にしてでも受け入れ体制が整っているというようなところもあるやに聞いております。ですから、策定委員会というものが実際に動きながら、幼稚園の3年保育について試行ができないものだろうかということを2点目としてお伺いをしたいと思います。 と申しますのも、幼稚園の入園申し込みというのは12月に行われております。今からですとわずか3カ月しかありませんけれども、その時期を逸してしまいますと、次の1年後ということになってしまうわけです。そういう意味からもおきまして、早い対応をしていただくということも含めて、策定委員会の委員会を進行しながら試行ができないだろうかということをお伺いをしたいと思います。 次に、母子クラブのことですけれども、関係者会議などを開いていただいて、直接意見を聞いていただいております。これが一番大切なことだろうと思います。私どもが関与しております公民館の総社分館というところにも総社地区内の母子クラブの方々から何度も貸し館の要請があるわけですけれども、実を申しまして、分館が今生涯学習の観点から定期講座、これが盛んなわけでして、ほとんど埋まっているというのが現状なんです。その合間を縫いながらお部屋を貸していると。なおかつ、母子クラブの方々は上にお姉ちゃんやお兄ちゃんがおられて、幼稚園や保育園の行事と間を縫いあわせながらやっておられるわけです。もう本当に部屋を借りること自体、至難のわざなんですね。ですから、先ほど答弁の中にもございましたが、活動の場を小学校や幼稚園の開放、または新たな施設をつくるというふうなお考えがあるとお伺いしました。ぜひ、その方向に進んでいただければ、本当にどういったらいんでしょうか。優先的に使える場所があれば、それだけ活動も活発になるんじゃないかなあと考えております。ぜひ、そのあたりを十分にお考えいただければありがたいと思っております。 最後に、街なみ整備のことですけれども、これも3点ほど確認なり、御質問をさせていただきたいことがございます。 まず、街なみ整備事業は住民の合意があれば、市としては受け皿を持っているということに間違いないわけですね。私がここでお願いをしたいのは、住民の方から、先ほど答弁にもありました機運の盛り上がりがあれば、市の方は用意するということでしたので、もし住民の方から説明会などを催すということがありましたら、担当者の方に御出席をいただけるということを約束をしていただきたいわけです。 そうしてもう一つは、この街なみ整備事業に入る前でありますが、平成2年に多機能拠点整備ということで、この商店街筋を中心とした北は180号線、南は通称市役所通り、それに囲まれる地域のグランドデザインができております。このグランドデザインの一部というんでしょうか、考え方の一つにこの街なみ整備事業があると考えてよいのかどうか、そこをちょっとお伺いをして2度目の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(服部剛司君) 教育長。              〔教育長 秋田皓二君 登壇〕 ◎教育長(秋田皓二君) 1番議員さんの再度の御質問でございますが、実施不可能な園あるいは複式での園、そして試行はどうかとこういうことでございまして、諮問をしております委員会でのまだ方針が出てございませんが、私どもの事務局案としましては、やはり施設面で難しいところがございます。したがって、今御指摘のとおりでございます。 そして、試行はどうかということでございますが、既に研究指定として進めておるところもございますが、私ども3園程度は11年度から実施が可能ではないかとこのように考えておるところでございます。園の名前についてはまだこれからの協議に入らしていただくと、こういうことで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部剛司君) 建設部長。              〔建設部長 須増智弘君 登壇〕 ◎建設部長(須増智弘君) 1番浅野議員の再度の御質問に対しまして御答弁をさしていただきます。 まず、この街なみ環境整備事業のエリアといいますか、今事業決定を受けまして1つのエリアでそれぞれ事業を進めておるわけでございますけれども、他の住民の合意があったら受け入れをしていただけるかどうかということでございますけれども、これはこの事業に対します周辺のいわゆる連続した集落といいますか、部落、そういうもの単位にそういう地元の機運が盛り上がった場合は、当然先ほど答弁をいたしておりますように、検討していこうという考えでございます。 それからもう一点は、グランドデザイン等の事業があったがこの関連はどうかということでございますが、多機能交流拠点整備事業というのが最初平成2年にいわゆる商店街の活性化対策ということで検討した経過がございます。さらに平成4年度にまちなみデザイン推進事業という事業に移り変わりまして、これにかかわります検討もした経過がございます。そして、最後に平成5年度に街なみ環境整備事業ということで、いろいろと経過を踏まえながら最終的な事業がこの街なみ環境整備でやるということになっておりまして、それらは過去の事業等あわせまして最後はこの平成5年度からやってる事業で、当面実際に事業を行っておりますのは平成9年度から始めたという経緯でございます。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長 山本史男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山本史男君) 母子クラブの関係の再度の御質問でございますが、一番お困りになっておりますのは、やはり会場が少ないということも御意見として承っております。私どもも、先ほども申し上げましたように管理上の面もございますけれども、小学校や幼稚園のことも教育委員会とも相談をさしていただこうとこのように思っておりますし、それからせんだっても申し上げましたんですけれども、全域でやることにつきましては、例えば総合福祉センターとか、保健センターをお使いいただくような、日程調整も必要でございますけれども、やっていただくようにすれば、便宜を図りたいということ。それからまた、地域でなさることもあるわけでございますが、そのあたりも仕分けをしていただきまして、うまくあります公共施設を使っていただきたいと、このようなことでお話をさしていただいておるような状況でございます。これからもできるだけのことはさしていただこうと、それが子育て支援といいますか、そのようなことになるんではなかろうかと思っております。どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(服部剛司君) 1番浅野智英君。              〔1番 浅野智英君 登壇〕 ◆1番(浅野智英君) 重ね重ねの御回答ありがとうございました。 幼稚園の3歳児保育については、平成11年度から3園ほど試行できるのではないかということで、ぜひ試行できるように願っております。 また、街なみ整備事業では幾多の平成2年からずっとの経緯、それからこれはアーケードを取り払うあたりの問題から住民同士の間でのちぐはぐな部分が出てきていると思います。過去の経緯は過去の経緯として、私もこの事業について賛同していきたいと思いますので、市当局の方もどうぞよろしくお願いをしたいと思います。 お礼を述べまして、これで最後の質問とさしていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(服部剛司君) これをもって一般質問を終結いたします。 この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後2時17分              再開 午後2時28分 ○議長(服部剛司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 諸議案質疑 ○議長(服部剛司君) 次に、日程第2、認定第1号及び認定第2号並びに議案第57号から議案第65号までに対する質疑に入ります。 まず、認定第1号及び認定第2号の2件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって認定第1号及び認定第2号の2件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第57号から議案第59号までの3件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって議案第57号から議案第59号までの3件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第60号 総社市総社駅南地区土地区画整理事業調整基金条例の制定についての質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、これを許します。 19番丹下茂君の発言を許します。 19番丹下茂君。              〔19番 丹下 茂君 登壇〕 ◆19番(丹下茂君) 議案第60号 総社市総社駅南地区土地区画整理事業調整基金条例の制定についての質疑の通告をいたしておりますので、行いたいと思います。 まずその前に、これと非常に関連のある議案第61号 一般会計補正予算の中身についてもちょっと関連してきてる部分がありますので、若干触れる部分があると思いますが、お許しをいただきたいと思います。 まず、この基金条例の制定についての中で、基金の目的とこれからの運用での成果についてどう考えていくのか、という問題で通告をいたしておりますが、この基金のもとの発端といいますか、起こりというのは、この駅南地区の整理事業で今保留地となっている土地を学校の運動場、教育予算としてこのたび教育予算の方で買い入れると、その入った金を基金として積み立てたいというものであるようにお伺いしております。 片方では、この土地を買うのに総社市一般会計の方では市債の方で金を借り、これの金利が約2%、通常2%ですね、2%で借り入れを行い、そしてそれで買収をした、入ってきたお金を今度は片方では基金としてそれを積み立てておくと、預けておくと。それの金利が約、最近の金利ベースでいきますと、約0.003%ぐらいではないかなあというふうに思いますが、そういう形をとることによって、その中で当然生じてくる利息分がむだなお金として出ていくんではないかという心配がされるところです。これについて、なぜ今このときに土地を売却し、そしてその得たお金を積み立てしなければいけないのか。まして、この基金となると、この基金の考え方っていうのは、比較的貯蓄的な蓄えとしてこの基金の純利益をもって、いわば果実をもって他の事業に対して少し足していくという考え方になるんですが、最近の金利の動向っていうのは、この基金をつくったところで果実はほとんどないという現状になってきてるわけです。まして、そういう状況である中で、基金として蓄えておくということになってきますと、財政的な運用面でむだなお金を持っておくというふうにもなってくるわけですので、まずこの基金としてなぜ蓄える必要性があるのか、すぐ運用したらどうかという問題と、それからこの基金はこの駅南地区整理事業についてはきのうも行ったところでありますが、平成18年が今のところの最終年度ということになってきてるわけですけれども、その最終年度まで基金としてずっと活用していくのかどうか。それは途中での取り崩しといいますか、それが当然生じてくるのかどうか、その点もお尋ねをしておきたいと思いますので、答弁の方よろしくお願いをいたします。 ○議長(服部剛司君) 建設部長。              〔建設部長 須増智弘君 登壇〕 ◎建設部長(須増智弘君) 19番丹下議員さんの議案第60号の総社市総社駅南地区土地区画整理事業調整基金条例の制定についての御質問の中で、基金運用の目的、そして成果、その点につきまして私の方から御答弁を申し上げます。 まず、基金運用での目的でございますけれども、本事業の計画、推進に当たりましては、財源計画を国庫補助金、保留地処分金、公共施設管理者負担金及び一般会計の繰入金でおのおのの充当する事業、これは工事の種別とか箇所等によります定めを実施いたしておりまして、それはもう御承知のとおりであろうと思います。事業費へのそれぞれの財源充当につきましては、例えば道路とか水路とか、あるいは宅地移転というふうな施行箇所の使途は国や県と協議をいたしまして定まっているところでございまして、個別財源だけでの財源では、計画に沿った事業推進が難しい面もあるわけでございます。 このたび、常盤小学校用地として保留地の一部を処分することは、一時的に本年度に計画をいたしました以上の財源が特別会計へは入るわけでございまして、その辺の調整も図り、一部を基金に積み立てをして、今後の各年度の資金計画を立って、必要に応じて基金を運用し、財源調整を行い、計画に沿った事業推進を図ることを目的といたしておるところでございます。 それから、基金の運用の成果でございますけれども、本来保留地処分金といいますのは、土地所有者等から少しずつ土地を提供といいますか、減歩をしてもらいまして、保留地の処分について資金に充てるものでございまして、具体的には家屋とか、工作物あるいは立木等の移転補償費などの事業費に充てるものでございます。今後の事業推進は、家屋移転等が中心になることなどから、国庫補助金等との他の資金との整合性を図りながら、調整しながら事業の計画的な執行と効率的な事業推進が図られるものというふうに思っております。 以上でございます。 失礼しました。そういう意味で基金を設置をいたしまして、最終年度、いつまでかというお尋ねもございましたが、この事業が全部完了になりまして、いわゆる清算事務もすべて済んでこの基金を廃止をするという考えでございますので、事業遂行最後まで基金運用はやっていこうという考え方でございます。 ○議長(服部剛司君) 教育次長。              〔教育次長 西村達郎君 登壇〕 ◎教育次長(西村達郎君) 19番丹下議員さんの議案第60号 総社市総社駅南地区土地区画整理事業調整基金条例の制定についての関連でございます。なぜ、今の時期に小学校の用地を購入するのかという御質問にお答えを申し上げます。 この用地購入につきましては、駅南土地区画整理事業にともないまして、常盤小学校の用地の減歩によるものと、将来的な見通しによる校地整備によりまして、1万2,318㎡を購入する計画でございます。この購入に当たりましては、国の義務教育債を利用しておりますが、当初今年度から9カ年の分割起債を予定しておりましたが、国・県との協議、大蔵省あるいは市町村課との協議でございますが、その中で起債制度が9カ年分割ということは非常に不自然であると。取得可能な部分についてはできるだけ一括して購入するような指示がございました。また、経済情勢の変化から、利息の低い時期でもあること。あるいは、この起債制度が今後持続されないことも考えられるなどの指導がございました。 また、県の都市計画課におきましても保留地の処分についても9回分割することは、図面上では可能であるが、実際事業推進上、支障物件の移転等の関係から不自然なことになること。このような指示を受けまして、今回購入を予定しております用地につきましては、現在も利用している部分のみ5,502㎡を購入するものでございます。残りの6,816㎡につきましては、区画整理事業の進捗によりまして、校地として使用可能な保留地となった時点におきまして購入していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(服部剛司君) 19番丹下茂君。              〔19番 丹下 茂君 登壇〕 ◆19番(丹下茂君) ただいま答弁をいただきました。 それで、1点だけお尋ねしておきたいと思いますが、このたびの小学校用地購入については私も反対するものではありません。買っておくべきだというふうに思うわけです。そういった中で、この駅南地区の今持ってる土地、保留地も、それから小学校の用地も同じ公共用地であるわけです。そういう中で、なぜ早く高い金利を借りて安いところへ預けないけんのんかということを、簡単に言いますとお尋ねしとるわけで、今答弁の中で今金利が一番安いから今借り入れをするんだというふうな答弁をいただき、それでこれから事業を円滑に進めるために基金に入れとくんだという答弁であったと思います。そこで、昨日の新聞によりますと、まだまだ今最低金利とはいかないようなニュースが載っております。公定歩合をまだこれから下げていくという情報がきのう流れたように思いますが、そういう中で今最低なのか、もう少し下がっていくのか、そこら辺の状況をよく勘案しながら借り入れ時期というのを十分慎重に協議して実行に移していただきたいと、このように思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(服部剛司君) 建設部長。              〔建設部長 須増智弘君 登壇〕 ◎建設部長(須増智弘君) 丹下議員さんの再度の御質問に御答弁をいたします。 起債の借り入れあるいは片や基金へ預ける預金との差ということの御指摘がございましたが、起債の借り入れ、これもそれぞれの年度で社会情勢、金利情勢で変わってくるわけでございますが、今はそういうふうに大体政府資金でいきますと2%程度ということでございますが、これから10年度の借り入れにつきましては、最終期限等は来年の5月31日までの期限があるわけでございまして、これから下がるか、あるいは上がるか、その辺の調整というのはできるだけ有利な、いわゆる低利なときに借り入れをしたいというふうなことになろうかと思います。その辺の状況は絶えず金利情勢を見ながら、本市にとって一番有利な借り入れ利子で借りたいというふうな気持ちで事業推進に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(服部剛司君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 他に質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって議案第60号の質疑を終結いたします。 次に、議案第61号 平成10年度総社市一般会計補正予算(第3号)の質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって議案第61号の質疑を終結いたします。 次に、議案第62号及び議案第63号の2件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって議案第62号及び議案第63号の2件に対する質疑を終結いたします。 次に、議案第64号及び議案第65号の2件について一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) これをもって議案第64号及び議案第65号の2件に対する質疑を終結いたします。 以上で、諸議案に対する質疑は全部終了いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 諸議案委員会付託 ○議長(服部剛司君) 次に、日程第3、諸議案委員会付託に入ります。 ただいま議題となっております認定第1号及び認定第2号並びに議案第57号から議案第65号までについては、お手元に配付いたしております委員会付託案件一覧表に記載のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 請願・陳情上程 ○議長(服部剛司君) 次に、日程第4、請願・陳情の件に入ります。 本日付託を予定いたしております請願は2件、陳情も2件であります。 お手元に配付いたしております請願文書表及び陳情文書表に記載のとおりであります。 この際、請願文書表及び陳情文書表を職員に朗読いたさせます。 議会事務局次長。              〔議会事務局次長 角田初男君 登壇〕              (職員朗読) ○議長(服部剛司君) この際、請願について紹介議員の紹介がありますれば、受理順にお願いいたします。 15番萱原潤君。              〔15番 萱原 潤君 登壇〕 ◆15番(萱原潤君) 失礼いたします。青少年健全育成のための法律制定に関する請願について御紹介を申し上げたいと思います。私と加藤議員と2人が紹介議員になっておりますので、代表して御紹介を申し上げたいと思います。 青少年の健全育成は、我々等しく願うところでございます。その中で、最近青少年にとっての有害図書類あるいは有害嗜好品等のはんらんも極めて著しく、これを有効な手だてで規制、青少年からその害を守っていくと、そういう意味で現在各都道府県において青少年保護育成条例が制定されてはおりますけれども、それでは不十分であるという意味から、国における統一的な法令の制定を望むという意味で政府関係機関への意見書を提出してほしいと、このような請願でございます。どうぞ皆様方御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(服部剛司君) 23番岡本鹿三郎君。              〔23番 岡本鹿三郎君 登壇〕 ◆23番(岡本鹿三郎君) 請願第6号 ゆとりあるゆたかな教育を実現するため、教育予算の拡充と義務教育費国庫負担制度堅持を求める請願書の補足説明を申し上げます。 本件に関しましては、実はもう10年来、毎年のごとくこの期になりますとこのようなことで議会の皆さんの御賛同をいただいて請願を続けておる案件でございます。ことのほか、もう御案内のように最近の政府の財政構造改革、こういうものが進んでおる中で、やはり教育費の削減というのがやっぱり一番に命題に上がってくる、こういう状況もございます。98年度の教育予算は、もうここに書いておりますが、0.5減、5兆以上ですね、そういうふうなことで、とにかく一番にリストラということが教育費に回ってくるというのがここ10年来の特徴のように思えてなりません。そういう中で、一番私どもの自治体にかかわってまいりますのは、補助金の見直しということの中で、学校事務職員、学校の栄養職の職員、このことをこの制度から外そうと、そしてそれはどうするんだというと、自治体でお持ちなさいと、こういうふうなことがずっと起きてきとったわけでありますが、幸い全国の自治体の皆さんの請願・陳情で今日まで続いてきておるという、こういう状況でございます。ちなみに、私どもの市では、御案内かとは思いますが、19名の事務職の皆さんがおいででございますし、栄養職の方が3名でございますか、ですから21名の方が請願・陳情に載しております学校事務職員、学校栄養職員というふうなことになろうかと思います。ともあれ、今学校は大変な時期を迎えておるのも御承知のとおりでございまして、ゆとりある教育を確立していくためにもこのような国庫負担の制度、堅持をぜひお願いをしたいとこのようなことでございますので、どうぞ満場の皆さんの御賛同を賜り、御採択を賜りますようにお願いをいたします。 請願事項の大きな項目を申し上げますと、下に大きく書いておりますが、教育予算の拡充、学校事務職員、学校栄養職員の義務教育費国庫負担制度の適用を堅持してほしい。こういうことでございまして、関係各方面へぜひお願いしていただきたいとこのようなことでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(服部剛司君) ただいまの請願・陳情は、請願文書表及び陳情文書表に記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 なお、ただいまの議案並びに請願・陳情について付託に不合理があった場合は、議長において適宜措置させていただきますので、申し上げておきます。 お諮りいたします。 委員会審査等のため、9月11日から9月21日までの間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部剛司君) 御異議なしと認めます。 よって、9月11日から9月21日までの間、休会することに決定いたしました。 この休会中に各常任委員会におかれましては、本日付託をいたしました諸案件について御審査を願い、今期定例会の最終日と予定されております9月22日の本会議において、その審査経過の概要と結果について御報告を願います。 9月22日の本会議は、午前10時定刻に開議いたしますから、全員の御出席を願います。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。              散会 午後2時55分...